人気ブログランキング | 話題のタグを見る
NEW POST

抱き人形 Waldorfdoll作り ~ウォルドルフ人形・頭~

 お雛様を飾ったら、妙に「目鼻のあるもの」を手仕事で楽しみたくなって、幼な子が抱いて着せ替えを楽しむ人形、ウォルドルフ人形(Waldorfdoll)の教室に行ってきました。
抱き人形 Waldorfdoll作り ~ウォルドルフ人形・頭~_d0348118_10443621.jpg

 30年ほど昔にスウェーデンに生まれたこの人形は、羊毛がしっかり詰まった抱き人形で、お人形は顔が命というけれど、小さな目と口は、子どもの想像の翼が広がるようにととてもシンプルです。
泣きたいときは、人形も泣き顔に、嬉しいときや楽しいときは人形もそう思うようにという配慮からだそうです。
頭の重さや、胴体の太さも、子どもが抱きたくなるような風合いや、バランスがよく考えられていて、オブジェにとどまらず、抱きしめたときに愛着を感じる工夫がされているそうです。
 まさにリンドグレーンの児童文学やかまし村のリーサが抱いているお人形ですね。

 身近な人が、子どもに作ってあげられるようにと、日本では、お母さんやおばあさまの手作りが主流。
いかにも羊毛の国スウェーデンらしく、上等な羊毛をしっかり巻いて球形にしこしらえ、オーガニックコットンのジャージーをかぶせて作ります。
抱き人形 Waldorfdoll作り ~ウォルドルフ人形・頭~_d0348118_10445715.jpg

 目のくぼみは、しっかり巻いた羊毛のボールをタコ糸で縛って出しています。
頬っぺの膨らみや、頭の後ろのうなじのラインまでと、手のこんだ下地作りもあってね。

抱き人形 Waldorfdoll作り ~ウォルドルフ人形・頭~_d0348118_10451596.jpg

 ここまで来るのに、5時間を要していますよ。

私は、羊毛を触るのは初めて。
紡げば毛糸に、石鹸水で煮て熱を加えればフエルトになるのは、スウェーデンの有名な絵本、「ペレのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)」にもある過程とおり、そのままです。その手法で人形にニットや、フエルトの靴を作る人もいらしゃって…。

 シュナイター教育の幼稚園でも、ずいぶん取り入れられてるようで、教室には幼子がいるママさんが、「今日は一日子どもはパパさんに預けて…。」と言っていらしていたり。
 お孫さんに作ってあげたくてという手仕事の好きなおばあちゃまたちもいっぱい。
おばあちゃまたちのあれこれ可愛い着せ替えの洋服作りも楽しそうでした。

 いろいろ検索したら、スウェーデンに限らず、ドイツ、スイス、ロシアなどにもこの人形作家がいっぱいいて世界のWaldorfdollを見て回るのも楽しいのよ。
 ミシンの購入を決めましたんで、私も人形の着せ替え服つくりでもしてみたいところです。
ゆっくりペースで進めたいと思っている手仕事のひとつになりました。
夫にも、ベッドやゆりかご作ってもらいたいところですけどね。

ウォルドルフの普及と材料、教室は、スウェーデンひつじの詩舎から→★
私は、この教室でレッスン中です。


Instagram
Instagram はじめました。
フォローは↑から。YUKKESCRAP




by yukkescrap | 2016-02-21 10:54 | 手仕事スクラップ | Comments(0)

小さな暮らしのスクラップブック


by yukke
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31