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インドのエンターテイメント映画 「PK」

 仕事を終えて、友人との晩ご飯の待ち合わせまで、映画でも観て時間をつぶそうと…。
ムンバイ時代の友人との久しぶりの再会は、私が一番ムンバイのカレーに近くて、絶品だとおもう南インド料理レストラン「ダバ・インディア」(東京駅八重洲口)です。いやぁ~、今年3回目ですが、いつ来ても混んでるし、美味しいしねぇ。本場ムンバイのカレー食べ歩きで鍛えた私の舌を満足させる日本で一番おいしい店だと思うよ。

 そういうわけで、映画もマサラ映画です。
その昔、ムンバイ(旧ボンベイ)に暮らした時、2年間で50本以上のマサラ映画を観まくっていました。
バルコニー席のある植民地時代の古い映画館で、インド人の観客のノリノリのリアクションを一緒に楽しんだスパイシーな映画漬けの日々。(当時の様子は、ボリウッドの花道 というマサラ映画の趣味が嵩じた当時の手作りホームぺージにあります。)

 大好きだったボリウッドスターの追っかけ記事もあるのね。
当時もクリケットの映画「ラガーン」で大人気だったアーミル・カーンの最新作「PK」を楽しみに観てきたよ。

ストーリーは言わずもがなの、いきなり恋に落ち、両親の反対を受け、失意に踊り悶え、アクションシーンと、ソー・ストゥピッド!(バカバカしいほど)の急展開と、なんでこうなるのという意味不明の展開に、一時も息がつけず、それでも世界平和や、争いの愚かさ、人生の生き方にまで言及してしまうてんこ盛りのマサラ映画そのもの。

 ラージクマール監督作品だから、外れることは絶対にないと思っていましたが、今回も、まさに大当たり!
あぁ~、ムンバイのボリウッド映画(南インドの「踊るマハラジャ」とかとは違うのよ)は、こうじゃなくちゃといいう娯楽映画の再骨頂だと思うわ。
娯楽映画なら、マサラ映画以上のものはないと常々感じているのです。

マサラ映画は、観終わって映画館から出てきたときに、自分が思わずヒーローのように肩で風切って歩くほどに強くなった気分、時にはヒロインのようにサリーの裾を翻して踊ってしまいたくなるように美しくなった気分、そして誰よりも幸せな気分になれる娯楽映画なのだな。インド人も観終わると、そんな風に体感しているらしい。

南インドカレーを食べる前のウォーミングアップにぴったりでした。



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by yukkescrap | 2016-11-09 00:45 | シネマスクラップ | Comments(0)

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