カテゴリ:好きな本スクラップ( 31 )

読んだ本 ~ 高田郁 みをつくし料理帖シリーズ10巻 ~

 久々の大人買い。
夜、寝る間を惜しむほどワクワクして、楽しい。

 江戸の料理をドラマ化した時代劇、NNHKドラマ「みをつくし料理帖」。
なんとなく私の若いころと似てるねといわれる黒木華ちゃん(眉毛ですけど)が演じる「澪」の様子が可愛くてね。

本好きな友人が、さっそくこのドラマの原作本「八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)」の感想をSNSでアップしているのをみて、あら、原作があったのかと。
シリーズ1巻目の「八朔の雪」を手に取ったら、もう止まりませんで…。

 ドラマも楽しいけど、私はやっぱり活字で楽しむのが好きだなと想像たくましく頭の中で江戸の暮らしをシュミレーション。
それを追うようにドラマがストーリーを追いかけてくれるので、楽しみが倍増しているところです。

 図書館の予約は、もうすごい予約件数でね。たまには、自腹で10巻大人買いです。
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 主人公の澪は、大阪千場の料亭に引き取られた奉公人。訳あってつぶれてしまったこの料亭のご寮さんと江戸へでて、料理人として「つる屋」に雇われ…。
 毎回お話に出てくる江戸の町の料理の数々。
もとは関西の商人料理が得意だった澪が、昆布ベースの出汁から、江戸の味・鰹ベースの出汁へ。
醤油や味醂の比較、味噌や食材の違いなどなど。どれをとっても興味深くてね。

 久々に、会った息子が大阪土産に、まつば昆布を届けてくれました。
スッポンの出汁で煮込んだとかの大阪のつくだ煮。これまた東京の昆布のつくだ煮の味わいとはずいぶん違うのね。
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大変おいしゅうございます。

 同じく、NHKドラマの「幕末グルメ ブシメシ」も気になる、気になる。江戸料理ブームなのかな?
とってもいい勉強になるなぁ、食の教養を磨くような小説で、ひさびさに寝落ちもぜずに夢中で一気読みしてます。

 

NHKのHPに原作者の高田郁さんのインタビュー記事があって、これもなかなか興味深かったわ。
やっぱりお料理を実際に作って検証しているのねぇ。すごい!



by yukkescrap | 2017-06-27 12:00 | 好きな本スクラップ | Comments(8)

読んだ本 酒井順子ワールド

 ベストセラーの「騎士団長殺し」とか、「蜜蜂と遠雷」とか、「アメリカーナ」とか読みましたけどね。
別に特に感想もなく…。わたしの本読み傾向は、とても天邪鬼なんだよねぇ。ベストセラー本は読むけどすり抜けていくのだ。

 お友だちが、お薦めというので、予約してあった酒井順子さんの「字を書く女 中年書道再入門」。
酒井順子だってベストセラー作家なんだけどね。
「墨」という書道雑誌での連載というなかなか面白い趣向のエッセイで、いろいろな書道家の雑学を増やして、後半は筆者と一緒にお習字のお稽古に励んだような気になった愉快なエッセイでした。
筆と硯を買いに行きたくなったよ。またお習字を再開しようかななんて思ったりしますが、
お習字は、もうちょっとおばちゃんになってからにしようと思うのですが。

 「負け犬の遠吠え」以後、週刊誌や雑誌でエッセイを読むことはあっても連載をまとめて読んだことはなく、読み始めたら酒井ワールドのツボにはまってしまって。
ついでに図書館予約した「源氏姉妹」は、源氏物語の格調高さは微塵もないままに、たぶん光源氏に翻弄された女性たちは、週刊女性とかにこういう告白をしてしまうだろうなというゴシップ満載。すごいわねぇ、こういう才能。
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ウェブのほぼ女性誌どうするOver40でも、話題になっていた「中年だって生きている」に至っては、もうわが身にヒシヒシと染みわたりまして。ついでに県立図書館で借りて「ズルい言葉 (ハルキ文庫 さ 18-1)」なんかも読んでしまった。

 すっかり先週は、酒井順子ワールドで、暇つぶしをいたしました。

あぁ、今日が月曜日で図書館は休館日。活字の禁断症状が出始めてしまって…。
名古屋市も、全部の図書館、いっぺんに月曜日を休館日にしないでほしいわね。こんな簡単な市民サービスの変更。あったらいいのにね。
ちなみに東京・武蔵野市は、市内の図書館休館日が全部違うので、活字中毒者には嬉しい市民サービス。


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by yukkescrap | 2017-06-12 11:37 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

読んだ本 ジュンパ・ラヒリ「べつの言葉で」~駐妻の憂鬱~

 つい最近、ムンバイの妹と呼んでいる友人がご家族をつれて日本を訪問。
さすがIT大国のインド人だけあって、フリーWifiを存分に利用して日本中を巡り、最後にようやく私と日程を合わせて、待ち合わせをしたのは、日本で一番大きいダイソーがある原宿竹下通りのマクドナルド。

 メッセンジャーで、「今ダイソーに居ます。家族はお土産いっぱい買ってます。マクドナルドで雨宿りしてます。」というメッセージには、グーグル地図が添付されていて。
「そこで待っていて、私が行くほうが早いから」と返信しながらも、どこも混みあう東京歩きはなかなか大変。

彼女とは、20年前、ムンバイの日本語スピーチコンテストで審査員をしたとき(なぜか、文庫のボランティアをしていた読書量の多い日本人という理由でわたしが審査員に)に出会いました。
 予選を通過したのち、本選に出場するにあたり、日本語のスピーチの仕上げを手伝って、その後の努力は並々ならず、入賞、日本へ。我が家にもしばらくホームステイをして、その後はムンバイの日本の大手総合商社に勤務という才媛です。
母語はムンバイのあるマハシュートラ州のマラティー語。もちろん英語も完璧。そしてたまらなく流暢な日本語を話します。

 英語圏外の途上国に暮らした私は、新しい生活がスタートするたびに、新地での生活構築に加えて、現地語の取得という辛い試練が待ち受けるという駐在。だから、日本語を勉強する学生さんとの交流は、とても楽しく、ありがあたい存在でした。

 ムンバイにいた時、ヒンディー語の先生に薦められて読んだのがジュンパ・ラヒリの「停電の夜に (新潮文庫)」。
夫の転勤でアメリカに暮らすインド人の妻が、土地の生活になれるまでの憂鬱、言葉へのコンプレックス、差別などなど、読みながら何度もわが身の境遇に重ね合わせて嗚咽しながら読みました。

 新しい言葉を習得するというのは、住めばなんとかできるようになるわけではありません。
いつになっても買い物では、最低限の用事を済ませられるだけの幼児語程度の進歩具合。
 必要な物は買えても、価格の交渉や、品質の評価や取り扱いについて質問できないし、別の選択肢の提案さえも聞き取れない。
まさに子どものつかい程度のレベルで買い物を済ませる日々。

ある程度、人生にも経験を積んだ中身は大人なのに、その思いや、気持ちを十分に言葉で伝えられないというもどかしさ。
言葉のハンデで、ついこもりがちになってしまうこともしばしばでした。
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 作者の両親はカルカッタ出身で、彼女はベンガル語が母語。英語は完璧で高い評価をうけた小説は、英語で書いていたラヒリ。
いつもの訳者・小川高義氏の名訳かと思っていたら、今回は、なんとイタリア語で書かれたエッセイで翻訳者も違う。
アイデンティティという難しい問題が根底にある作者の40代になっての英断に、はっと驚かせられたエッセイ「べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)」でした。

 いつも感じていたのは、言語には文化や歴史や、その土地の背景がすごく深くあること。
現地語を学ぶたびに、言い回しや日本語との対比ではニュアンスが違う単語にもおびえて。
それなのに、長年勉強してきたとはいえ、小説家が、新しい言語で随筆を書くというその心理はどんなものなのだろうと。

 私の周りには、語学が堪能で、道具として巧みに多言語を使う友人も多い。
とても羨ましく、尊敬もしてしまう。きっとそういう人は、耳も良いし、言語の交換スイッチのセンスも高いのだろう。

 まもなくアラ還という年になって、ますます語学の習得は、苦難の道。
いろいろな人生経験や、あちこちの国での体験は増えても、それで、ある程度わかった気分になっていた。
ずっと新しいことへの挑戦が遠のいていたけど、ちょっとだけ、新しい試みへの果敢な挑戦をみて、また励まされているのです。

いつも共感と励みをたくさんもらう、大好きな作家のひとり。これからの作品も楽しみだな。

by yukkescrap | 2017-05-31 10:14 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

読んだ本 原田マハの「リーチ先生」

 春になると、ワクワクと各地で行われる窯元めぐりなどしてます。

昨年は、益子焼の濱田庄司に関する本をたくさん読んでいましたが、大好きな作家、原田マハさんが、バーナード・リーチについて書いた小説があって、図書館の予約を待ってようやく手にしました。

 ピカソや、ルソーを主人公にした原田マハの小説は大好き。
キュレターだった原田目線の美術小説。今度は民藝の第一人者のリーチのこと、楽しく読みました。

柳宗理、白樺派や、高村光太郎とリーチの関係を、架空の助手の目を通して描かれていて、その仕立ても面白くてね。
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 読むほどに、器への思いも深まって、また食器棚をごそごそしてしまいましたよ。
わたしが結婚したころは、お客様用にと洋食器をデパートの頒布会で買い揃えたり、和食器もセットでというような時代。

一点、一点、器の組み合わせや、盛り付ける料理をイメージして器を増やすようになったのは、ちょっと教育費も減って、お台所事情に余裕がでてきたごく最近のこと。
いい器だなと手に取っても、さて何を盛るか?が明確じゃないと買えないのね。

 普段使いの器にこそ、用の美。
美しいものが、日常に大事にあるのは、やっぱり豊かだなぁと思いながら、リーチ先生の時代に想いを馳せています。
こういうお話が朝の連ドラとかにになったら面白いのになあとも思ったりした一冊。

原田マハさんの「リーチ先生」刊行インタビュー記事は、こちら→★



by yukkescrap | 2017-05-18 08:45 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

読んだ本 小島葉子さんの初刊「あなたの好きな服が、似合う服になる」

 長いことブログ友達でしたが、私が名古屋に来てからは、リアル友達の大親友になってしまったパーソナル・ファッションスタイリストの小島葉子さん。

 毎回、会うたびに、大いに盛り上がってしまう私たちです。
おしゃれやファッションの女性らしいフェミニンな話題よりも、断然!男前脳の仕事の話ばっかりなのですけど、心置きなく仕事の悩みや、相談ができる数少ない女友だちでもあります。
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 よーやく、待ちに待った葉子さんの初刊本「あなたの好きな服が、似合う服になる」が発売になりました。
昨日は、そのお祝いを兼ねてランチ。さっそくサインをいただいて、新刊本を読みました。
 もうね、自分が初めて本を出した時のことが、いっぱい思い出され、わたしも胸いっぱい。
わがことのように嬉しかったよ。製作途中の葉子さんのご様子も、頑張りも知っていたから余計にね。

 あらぁ、葉子さん、こなに手の内を見せてしまっていいんですか!というくらいに、惜しみなくアドバイスがつづられていて、かつて彼女の診断を受けて相談させていただいた私は、大いに復習にもなりました。
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 好きな服が似合う服でなくなるこの年代のファッションの救世主といっても過言じゃないの。
いつもわたしもお世話になっています。

 Amazonでもさっそく人気だわね。
下記からご購入になれますよ。

 大親友の葉子さんにエールを送りながら、ご本の紹介です。




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by yukkescrap | 2017-03-03 00:12 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

図書館の予約本 「くらべる東西」と「王とサーカス」

 今年も図書館からたくさんの本を借りて読んできました。
たぶん購入したら50万円分くらいかなぁと思うと、図書館はありがたいです。
市民税、県民税の恩恵を感じるときはこういう時ね。

 今年の年初に予約した「王とサーカス」は113人待ちで、いつ順番が来るかなぁと思ったら、11か月待ちで予約本が借りられましたよ。ベストセラーを絶対買わない天邪鬼ですからね。
ミステリー作家で人気の米沢穂信さんの昨年の新刊でしたが、小説の舞台は、2001年のネパールの王室殺害事件。
当時、ムンバイにいた私は、インドと国境や文化圏をともにするこのネパールにひどく同情して事件を見守っていたので、ベストセラー作家のミステリーというまったく普通には、避けて通る小説に予約を入れたのだけど、予約連絡がきてもすっかり忘れていたのでした。
 感想は、きっとミステリー好きの人とは違う読み方をしていたと思います。ネパール王室、コイララ首相のことなどが興味深くて。

 もう一冊は、予約したら即日借りられた「くらべる東西」という写真と比較文化解説の本。
絶対自分では買わないと思われる本ほど図書館が嬉しい。
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こういう本は、病院や美容院の待合にあったら楽しいなと思うのだ。
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どこから読んでも大丈夫なトピックで、ときどきセンスのいい「どこから読んでも面白い」本を置いてある医院や、カフェに行くと、どんな人が選んでいるのかなと、とても気になってしまうのです。
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 卵焼きのサンドイッチ、お稲荷さん、座布団の綴じ、先日知った「ガッテン」のネギ特集で、白身を食べるのが関東で、青身をたべるのが関西と知ってびっくりでした。
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 名古屋はちょうど真ん中ですけど、東京生まれで、東京育ちには、この日本の真ん中東海三県の文化圏にも驚かされる一年でしたよ。
名古屋の人は、関東に文化圏が近いと思っているみたいだけどね。

 いろいろなところに暮らして、土地の暮らしの文化を知るのは楽しいですね。
ちょっと行き詰っていたんだけど、またこんな写真集をヒントに、文化の比較をたのしむ来年にしようかと思います。

ビバ!図書館本。


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by yukkescrap | 2016-12-21 00:43 | 好きな本スクラップ | Comments(2)

読んだ本 編みもの「英文パターン」ハンドブック

 編み物をはじめて、「あぁ~残念だった。」と思うのは、
どうして海外駐在中に、もっと世界の編み物を観て、体験してこなかったんだろうか?ということです。

 編み物カフェって世界中にあるんだよね。最近でいえばメキシコシティにもたくさんあったのに、どうして門をたたかなかったんだろう。メキシコでは、毛糸で織物の教室があってちょっとだけ通ったんですが、老眼で根を詰めると酔ってしまって断念。
編み物だったら、昔の経験できっとなんとか教室にも通えたんじゃないか?
そうであれば、現地での交友関係も、生活情報も、編み物を通してコミュケーションできたんじゃないかと悔やまれます。

 好きな事、興味ある事をツールに新しい土地や、新しい環境に柔軟してくことは、きっと楽しいことだろうなと思うの。料理、ガーデニング、絵、音楽、スポーツ…。趣味は本当に新しい世界を広げてくれるわね。

 図書館で編み物の本を読み漁っていたら、「編みもの「英文パターン」ハンドブック」という本を発見。
あぁ、まさに知りたかったことです。
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開いてみたらね、まるで英文の編み物のパターンは、コンピューターのHTMLみたいです。
アルファベットが並んでいるだけで、日本のような、編み図や記号ではありません。
もしかしたら、コンピューターのHTMLって、編み図パターンがもとになってるか?と思ったほどよ。

私たちにおなじみの日本の編み図はこんな感じ。
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 へぇ~、イメージしにくいなと思うけど、英語とはまた別の編み物専用の用語。

 インターネットで世界中の編み図をダウンロードして、編めるなんてなんてすごいんでしょう。
こちらが、いわゆる英文パターンと編み図の翻訳辞書的なページ。
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これで、アメリカに暮らす親戚にも、情報をシェアできるというものだわ。

そして、私は、新しいこういうことに、ついていくのはすごく必死なんだけどね、面白いから楽しんじゃうの。
今さらながら、メキシコはスペイン語だけど、どんな表記なのかしらと気になるなぁ。
あぁ、編み物上手な仲良しのテレサさんに、もっと聞いておけばよかったわ。

 すっかり小説や随筆の借りてきた本は読み進みませんが、県立図書館の古いバックナンバー本には、こんな本の所蔵もあってすごいわとちょっと感動よ。

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by yukkescrap | 2016-11-22 00:52 | 好きな本スクラップ | Comments(2)

本屋めぐり かもめブックス ~東京・神楽坂~

 また、東京です。
今年も20回目の東京~名古屋往復になったよ。新幹線代金をざっと計算してぞっとしてます。
まだあと3往復はする予定。辛くなってきましたよ、行ったり来たり生活が。

 しばらくコラム書きの仕事に没頭していました。
原稿の締め切り期限は、すごく怖いので、いつもだいたい締め切り日の1週間くらい前に入稿を済ませるのです。
だから編集者さんにはとても気に入られてます。
そのせいで、赤入れの戻しがどれほあっても、こっちも余裕で過ごせます。編集者さんが、ギリギリに赤入れを返してきて「す、すみません。明日あさイチで戻せますか?」と泣きつかれることもあるくらいです。

 これはすべて、お片づけ的な私の性格で、物事を前倒しに進めるというせっかちさからのことね。
よくおしりに火がつくまでできません。という人に会うと、なんて太っ腹なんだろうと感心してしまう。
時間との闘い、小心者で、ぎりぎりの時間で行動するのが物凄く怖くて、強迫観念さえ感じるタイプには、神にも思えてしまいます。

 編集や校正の仕事って大変なんだろうなぁと、締め切り時間との戦いに弱い私は、心臓がドキドキしてしまいそうです。
 そんな校正、校閲の会社が運営している神楽坂のかもめブックスへ。
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時間調整で、地下鉄を降りて、早稲田方面の出口からでたらそこにある書店。前から行きたかったんです。
インパクトのある蝶ネクタイで、カーリーヘアーの有名な店長さんのいるお店。カフェもあるよ。

 セレクト本屋というよりは、本読みがビギナーかな?という人向けの新刊書がメインの本屋さん。
よく言われる本好きをうならせる「文脈棚」みたいな、ずいぶん前に出版されたけど、書店員さんの肝いりで、このジャンルには、こんな関連本もあるのねという掘り起こしの本のラインナップではないのね。「働く女性」とか、「フランス、パリ」とか、「「人生を考える」とかのテーマが棚に小さく貼られているのが楽しいよ。
 テーマごとになかなか面白い新刊本を集めていらして、「東京散策」の棚の「休みをとってでも行きたい問屋街さんぽ」とか、「て・づ・く・り」の棚の「うれしい手縫い (読む手しごとBOOKS)」なんていう裁縫の糸の会社「ダルマ家庭糸」の本は、じっくり立ち読みさせていただいたりしちゃいました。

 大人になってつくづくよかったなぁ~と思うのは、読みたいコミックをどーんとまとめ買い(おとな買い)できること。このくらいの財力と、勢いを持ち合わせるおとなでよかったわ。
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目がしょぼしょぼして活字が追えなくなってそれでも何かを読んでいたいという時に読んでます。
[まとめ買い] 吉祥寺だけが住みたい街ですか?(ヤングマガジンコミックス)や、繕い裁つ人 コミック 全6巻完結セット (KCデラックス)
そんなときは、もう寝ちゃえば!って思うのだけど、寝つきが悪い私はベッドに入ってからも、手から本が滑り落ちるまで眠れないんだよね。秋の夜長は時間がたっぷりあるし。

 気になると関連本をまとめて読みます。(以下は図書館で借りた本)
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先日行った昭和のくらし博物館の館長、昭和の生活史の研究家でもある小泉和子さんの本を県立図書館でどーんと。
3問、5問にあるので、いつもの文芸書の階とは違うところで、こういう研究の本は、県立図書館の所蔵がいいね。
昭和なくらし方 (らんぷの本)や、昭和の家事:母たちのくらし (らんぷの本)
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 本屋めぐりに、総記の0問「024」読書案内のあたありで、こんな本も借りてきた。秋のさんぽの帰り道の書店めぐり参考にしよう。
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 この秋の文芸は、津村記久子&中澤日菜子ワールドにはまってます。
おせんべいと、番茶、そして本があれば至福の時間がいくらでも過ごせるんです。
いっぱい書いたあとは、いっぱい補充が必要なんですね。4枚(4館)の図書館カードをフル活用してます。




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by yukkescrap | 2016-10-25 10:22 | 好きな本スクラップ | Comments(2)

Horse Blanket 集 ~中目黒 COW BOOKS~

 渋谷から代官山、そして中目黒へ。良く歩く日でした。
桜の名所の目黒川沿いにある松浦弥太郎さんのCOW BOOKSへ久々に立ち寄りました。
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毎回、この店の本のセレクションに胸が躍ります。
大型書店や、Amazonで選ぶ本の楽しみとは違い、誰かのフィルターを通している選書本のラインナップは背表紙のタイトルをみるだけでも至福の時間です。

 東京駅の丸善にも松岡正剛さんのラインナップがあったけど、もうなくなってしまったので、
書店によって面白い選書を並べてある棚をわざわざ見に行く楽しみは、わたしにとって幸せな過ごし方なのよ。
代官山の蔦屋書店も好きですが、大きすぎてというわがままもあるので、これくらいの規模に絞り込まれていると安心感もあるよね。

 今日もだいぶ長い事書棚を眺めていました。
手に取ったのは、アメリカの馬の毛布、Horse Blanket の画集です。
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公式HPもあるよ。画像の転載も使用もフリーというサイトです。
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ストライプ柄
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ジャガード柄


この馬の毛布は秋冬用のストライプの毛布と、春夏用のジャガードがあるそうで、馬の毛布の変遷や歴史をコレクションするなんてなんて粋でしょう。100年も経たアンティークだそうです。
ヨーロッパの馬具よりももっとカジュアルらしく、ニューハンプシャーのKCの家の厩にもあるような気がするなぁ。

WEBサイトからも十分楽しめるんだけど、紙に印刷されたものを手元に置いて、じっくりひざ掛けを載せた足の上で広げたい。熱いココアとかフーフーして飲みながらね、きっと愉快、愉快に違いない。変なもの好きなのよ。

アメリカに親戚ができてからというもの、こうしたアメリカ的なコレクションモノに出会うと手に取りたくなるこの頃。布や織物が大好きな私は、これをアメリカ人の婿にちょっと見せてあげたくなりました。

 もう一冊は、須賀敦子さん。「塩一トンの読書 (河出文庫)」こんな本もあったのねと、思わず購入。
わたしが買ったのはリンク先の文庫じゃなくてハードカバーのほうですが。わたしの本棚の蔵書にしたい一冊。秋の夜長の楽しみがまた増えたよ。

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by yukkescrap | 2016-10-14 10:01 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

ニューヨークが違ってみえたのは「ヒップな生活革命」

 観光で行ったニューヨークと、そこに暮らす娘を訪ねたニューヨークがあまりにも違ってみえた違和感。
最近のアメリカの何かが違ってきているという感覚は、観光と滞在の違いと思っていたのだけど、この本を読んで、「そうなのか!」とまさに膝を打つ感じでした。

息子のお嫁さん一家が昔暮らしたというオレゴン州ポートランドの大きなサクランボをいただいてから、ポートランドのことも気になっていたら、ナチュラル系(と言っていいのか?)の雑誌kinfolkが、ポートランドのインディーな雑誌と知って、すごく興味が深まって、なんだか違ってきたアメリカを意識していました。(Kinfolkとポートランドのことは、こちらを→★

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 仕事で「ライフスタイルの提案」をしている関係、「食」、「ファッション」、「住まい」、「消費生活」の調査書や生活科学の本を資料としてよく読みますが、今回は、全然違うところからたどり着いた一冊でした。

 筆者は、ニューヨークに暮らしながら、ルポライターをしている佐久間裕美子さん(ほぼ日手帳の「ニューヨークの、ジャムと朝食」という対談に登場しています)。

 ニューヨークに暮らす娘と婿から送られてきた結婚式の招待状のドレスコードにあった「ヒップスター」。
それはいったい何なのだろうと、我が家のファッション大好き男子たちは、大いに首をひねって、面白がっていたのでした。
 ヒップスターは、アメリカの価値感、ライフスタイルのサードウェーブと言われているそうですが、
お金さえだせば、誰でもが手に入れられるものよりも、自分がより繋がりを感じるもの、例えば地域コミュニティーの誰かが作ったものや、地元生産品、自分により近い生活者の商品に、自分なりの価値観を見出して、自分で使ったり、世界で一つしかないものを作る事を楽しんだりしようという暮らし方。主に食からスタートしたようですが、こうした価値観の転換が、ファッション、クラフト、アート、音楽と暮らしを彩る生活のソフトに及んでいます。

 日本人にとっては、地産地消とか、地元志向とか、手作りへの価値観を感じて暮らすことは当たり前のようになっているけど、ナイキも、コンバースも、アップルさえもが、アメリカで生産されなくなっているとあれば、ブルックリンやポートランドに暮らす環境問題にも意識の高い「ものづくり」に価値を置く人たちのムーブメントになるのもわかる気がします。
 マンハッタンには、美味しいものがなかなか見つからず、ちょっと食べるカフェのケーキもコーヒーもひどいものだったのに、ブルックリンあたりのインディーなカフェでは、気の利いたスイーツや美味しいコーヒーも飲めるようになって。それも大手のチェーン店でなくて、地元の店もたくさんできてきて。不味くて高い食事がマンハッタンの食事と思っていたのがだいぶ違ってきた気がします。

 飛び火して、北カリフォルニアのリベラルな街や、アメリカ南部にもどんどん広がっているそうで…。
なんでもアメリカで流行ればという日本だけど、そんなことは、ずっと前から日本にはあるよねと思うの。
でもその発信方法やムーブメントの仕掛けは、大いに参考にしてもいいのじゃないかと、興味半分に面白がって、あと半分は、ビジネス脳をフル回転させて(この本の後半は、そういうビジネス分析にも及ぶ)楽しく読了。

 図書館で借りた本けど、娘に本を送ってやろうかと思ったら、すでにkindle版もありますね。
実に面白かったアメリカ生活文化論。図書館では302(3問文化事情)の棚にあります。






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by yukkescrap | 2016-09-21 09:04 | 好きな本スクラップ | Comments(0)


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