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大きな松ぼっくりがあったとさのクリスマスオーナメント

 仕事で伺った文京区のとある自然公園のパインツリーの松ぼっくりをいただきました。
大きな松ぼっくりは、20センチもあります。
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簡単なリースに仕立ててあったのを、オーナメントのスクラップボックスからちょっとリボンやベルを引っ張り出してアレンジしてみました。

 実は、我が家は、クリスマス・ツリーを飾る習慣をやめてずいぶん経つの。

 30前に暮らしたインドネシアはイスラムの国。
小さな子どもたちが喜ぶようにと、何の考えもなく堂々大きなクリスマスツリーを飾って祝っていました。
レバラン(イスラムの断食月、ラマダンのこと)の習慣に戸惑い、現地の人と理解が通じないたびに、イスラムの人とは通じ合えないと勝手に解釈していた若い頃の自分を省みると本当に恥ずかしくなります。
大きな松ぼっくりがあったとさのクリスマスオーナメント_d0348118_20431043.jpg

 その時に買ったのが、このバリの彫り物のサンタクロースとホワイトツリー。
見慣れたサンタとは違ってちょっとエグイところが良かったのです。でも帰国後は、ずっと飾れずに長いこと封印していました。

 ヒンズー教の国インドでは、多神教という信仰に戸惑い、ほかにも、ジャイナ教、シーク教、ゾロアスター教と様々な神様たちに圧倒され、柔軟性のある信仰への理解を学んだのはこのとき。911もこのころの出来事で緊迫する印パの関係を案じつつ、盛大な神々の祝日をインドの人々と一緒に祝い、デワリには灯をともして平和をたくさんの神様に祈ったのでした。

 最近まで暮らしたメキシコは、植民地らしい土着信仰とカソリックの融合がすごくて、コテコテのクリスマス。本当の意味で、キリストの誕生を祝う日と再認識したのもこの国。
大きな松ぼっくりがあったとさのクリスマスオーナメント_d0348118_20445877.jpg

ツリーよりも、三賢者とマリアにイエスのオーナメント。親友から戴いたものです。

 小さなクリスマス・オーナメントを今年は全部出してみました。
わたしには、信仰心はどの教えにもないけど、今年ほど、家族や友人、周りの人々の平和や健康、幸せを願った年はありません。森羅万象に神が宿るという気持ちはずっと根底にあって、感謝と祈りの暮らしは大事だなとつくづく自分自身に言い聞かせています。

 信仰について気持ちにおおらかさが増したような。
12月の季節のオーナメントをあちこちに飾って、ちょっと部屋が華やかになったのを嬉しく思っています。

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by yukkescrap | 2015-12-14 06:02 | 手仕事スクラップ | Comments(0)

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