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クリスマスに読む本 賢者のおくりもの 絵・リスベート・ツヴェルガー hondana

 12月のこの時期になると必ず、ページをめくりたくなる一冊があります。
O・ヘンリー原作の「賢者のおくりもの」。オーストリア、ウィーンの挿絵作家リスベート・ツヴェルガーの絵本版(冨山房)。翻訳は矢川澄子。
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 初めてツヴェルガーの原画を、八ヶ岳の小淵沢絵本美術館で観たとき、涙があふれて止まりませんでした。
その原画展のときに買い求めたのがこの絵本。もう20年ほど前のことです。

 「最後の一葉」をはじめO・ヘンリーの短編集は読んでいたから、「賢者のおくりもの」のストーリーもぼんやり知っていはいたのですが、ツヴェルガーの絵の美しいその表現と、矢川澄子の淡々とした翻訳が、若かった「妻」の私を揺さぶって。
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 クリスマスの贈り物の意味を改めて認識し、若く貧しくとも、慈悲深い若い二人の愛に満ちたお話しに感動。
この絵本は、私に夫婦の愛の本髄を見せてくれたような気がします。

 ツヴェルガーの作品は、ほかにもクリスマスキャロルや、おやゆび姫の絵本もあってこれらも好きな絵本。
 クリスマスが近づくと、必ずページをめくり、初心にかえって読みふける、大好きな一冊です。
今年も、また3度も読み返し、たっぷりの涙を浮かべてしまったのでした。





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Commented by butanekoex at 2015-12-17 21:07
賢者のおくりもの
その切なさにやりきれなくなった記憶と、お互いの思いやる愛情に心を打たれた記憶。
この物語をすっかり忘れていました。
ツヴェルガーの絵と共にもう一度読んでみたくなりました。
Commented by housework45 at 2015-12-17 21:56
この絵本、私も持っています。
幼心に2人のお互いを思いやる気持ちを、
挿絵の美しさと共にしみじみと感じました。
また読み返したくなったので、今度実家で
探してみます。
思い出させてくださってありがとうございました。
Commented by yukkescrap at 2015-12-18 07:14
butanekoさん

どうやらこのツヴェルガーでの新しい本で販売は絶版みたいで、中古しかないようですが、今のシーズン、どこの図書館もクリスマスの絵本という季節展示には必ず取り上げられているみたいで、探してみてください。
Commented by yukkescrap at 2015-12-18 07:17
houseworkさん

小さい頃にお手元にあったのね。素晴らしい読書環境ですね。
大人になって、舞台がニューヨークである事、主人公がまだ22歳、働きたくても女性の就労がとても難しかった大恐慌時代だった事の背景に気がついて、深読みも楽しいものでした。大人の絵本ね。

いつもクリスマスの時期はインテリア本としても飾ったりしています。
by yukkescrap | 2015-12-17 19:29 | 好きな本スクラップ | Comments(4)

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