2016年 01月 06日
お雑煮さんぽと正月菜
海の幸たっぷりの北海道や東北のお雑煮。関西の白味噌仕立ての丸餅雑煮。
小豆餡いりのお餅のはいったお雑煮。
お餅ものし餅、角餅、丸餅、それを焼き餅、煮る餅などたくさんのバリエーションや組み合わせ、地方色や家庭の味がこれほどはっきりでるソウルフードはないのじゃないでしょうか?
地域性だけはなくて、ご家庭ごとのアレンジもいろいろあるしね。
さて、今暮らしている東海地方。
尾張藩のおひざ元、尾張の武家の雑煮は削り節に醤油を合わせた澄まし仕立て。
そこに焼いた角餅に青菜を入れてまた削り鰹をトッピングのお雑煮だと聞きました。
まさにそういうお雑煮を名古屋の人がポストしていて、ほぉ~っと。

この青菜です。
東海三県(岐阜、愛知、三重)は文化圏を同じくするそうですが、名古屋では餅菜、岐阜では正月菜、豊橋付近では水菜と呼ばれていて小松菜みたいですが、(ちなみに小松菜は江戸野菜)もう少し柔らかく青みも薄い菜っ葉です。小松菜の亜種なんだとか…。
初めて見ました。飛騨の赤い人形さるぼぼのアイコン入りです。
今年は雪が降らないんですって、飛騨にも。干し柿もお正月の風物ね。私は市田の柿が好きですが…。

そのせいか青菜は、とても大きく育っています。
誰もが「うちのお雑煮はこんな感じ」というのがあるって、日本の食文化って本当に奥が深いですよね。
早くも明日は七草。あれこれ準備をしながら、丁寧に季節の歳時記を追いたいと思います。

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でもお餅は焼かないので御変わりする頃には溶けているとよく話しています。
本当にお雑煮って色々あって面白いですね。
お正月は出たり入ったりでお雑煮をゆっくり作れず、白味噌用に買った八頭が残っているので松の内に作りたいなと思っています。
色々なお雑煮を楽しむ事が出来るのも日本へ帰任したからだなとしみじみ感じながら。