2016年 02月 11日
下田直子さんのハンドクラフト展へ
講演会の帰りに、日本橋三越へ。
大好きなカリスマ手芸家、下田直子さんのハンドクラフト展へ。
懐かしさと、新しさが、すごくいい感じでまじりあって、ちょっと涙がでそうになってしまいました。

昭和の家庭にあった手芸や裁縫という暮らしと密着していた手仕事ですが、
下田さんの手にかかると、アートまで昇格してしまうのですよ。
手芸家さんというと分野やジャンルが絞られるのですが、布と糸が彼女の手にかかると、その素晴らしと言ったら。手法は、刺繍、パッチワーク、編み物、ビーズ、スモッキング、きっと織物も・・・。
さらに世界中の手仕事のエッセンスもたくさんあって、棕櫚の編地をはいだものや、フエルトの小物、懐かししすぎて涙で鼻の奥がつーんとしちゃった「ビーズのがま口」なんかもあって。母の妹、編み物が得意な叔母がたくさん編んでいたことがあったよ。
着せ替え人形のカーディガンなんか、私も、こういうのをおばあちゃんに編んでもらったことがあったなぁ~って。
会場で見かけた下田さんが、とても凛とかっこよくて素敵。憧れます。
今までやってきた私の手仕事を振り返るいい機会でした。
パネルの中に、「布が好きで通った下北沢のまきの…」なんて言う記述に、あぁ、私もそこで青春をすごしたわって。
おばあちゃんの針箱から糸や、針をもらって、端切れももらって布遊びをしていた幼いころがフラシュバックしてきちゃったのでした。たぶん私の布と糸が好きなのは、おばあちゃんゆずり。
喘息で幼稚園を休みがちだった私は、おばんちゃんがつくった綿入れ半纏を着せられて、おばあちゃんの手仕事をみて育ったのでした。
こういう作品展は、いい刺激をもらうのだけど、今回は、そんな私と手仕事の原点を思い出させてくれるものになりました。
(作品の写真はNGだったから入り口のところだけね。)
開催は、日本橋三越本店 新館7階 2016年2月15日まで 詳細はこちらから→★

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本を何冊か(ただ眺めているだけで、作ってはないのですが)
持っていますが、実物を見た事は無いんです。
いいな~^^うらやましいです。
どのハンドメイドもクオリティが高くって、尊敬します^^
展覧会の外廊下にね、来場者のアンケートコメントが張り出されていて、もう感動の嵐っていう感じでした。
本当にセンスが素晴らしくて、作品のクオリティもすごくて、カリスマ手芸家と言えますよね。
最近はこういう工芸デザインやグラフィックを基礎にした才能を持った手芸家が注目されているみたいで、藤田久美子さんも気になるところです。
全国を展示会が回ると良いね。