2016年 03月 23日
ウォルドルフ人形 ~Bodyの完成~
ようやく手足がついた人形のBody本体が完成しました。
日本は羊毛を紡いだり、熱やアルカリを加えてフェルトにしたりする衣の文化は馴染みがうすいのだけど、ヨーロッパでは日常的に暮らしの中に根付いているようで、製作途中にInstagramで発見したウォルドルフ人形作家は北欧からドイツ、ロシア、ルーマニア、スイスなどいづれも羊毛文化のある国のドールメーカーさんで、お国柄や、宗教観もその中にあって興味深いのでした。
日本では、おへちゃな鼻ぺちゃが主流らしく、どうせ鼻はつぶれて、そこだけが汚れちゃうから、あえてとがらせないのと先生のご指導。ヨーロッパの人形たちはみな眼が大きくて鼻も高い作風ですから、ちょっと笑えます。
羊毛(綿)をきっちり硬く、硬く巻きあげてボールを作って頭と体の芯にします。
こんな風に下地に紐で、ほっぺの膨らみや、目のくぼみ、あたまの後ろのうなじを作るのです。
あまりにうなじが可愛くて、この時点で愛おしさと可愛さで、ハートはいっぱいになってしまう。
心があたたかくなるお人形さん作り。
余りに頑張りすぎて、昨日は腱鞘炎になるかと思ったよ、朝起きたら、指が握れないほどの関節痛。
若くないのを感じちゃうわ。
教育的な配慮もあって、「こどもが想像の翼を広げられるように」と、あえて、つぶらな眼と、ちいさな媚びない口元で、「嬉しいときは笑い顔に」、「悲しいときは泣き顔に」と想像を広げられるようになっているらしい。
いつも天の邪鬼だからね、技術の取得が終わったら、私流にきっと変更をくわえたオリジナルなものにしたくなるだろうな。
製作のための手引書の衣類のパターンがみな大きめでざっくり。
これもちょっとスリムに今風に変更したくなってます。
まだ髪の毛を縫いつけていないから、ちょっとモデルに試して巻きつけての写真撮影。
これもそのうち、カールしたモヘヤや、シルキーなものにしてみたいです。
きょうは娘のかんざしを、母の残した帯上げで三尺です。
人形作りの先生が、
「お人形の顔ってなんとなくご自身のお子さんの顔に似てくるのよ。」と言いましたが、
本当に娘の面ざしに似てきました。こういうことが手作りの楽しさと愛おしさなのでしょね。
なかなかの難産でしたけどねぇ~。
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