2016年 04月 26日
センス磨きと松浦弥太郎のエッセイ
彼女の読む本もどこかきっぱり芯のある作家の本が多くていつも彼女の家に行くと、こっそり書棚を覗いてしまう。どんな本を読んだらセンスが磨けるのかなって。
偶然、手にとった移動時間の隙間うめの本。
松浦弥太郎の本は、彼女が言っていたアメリカンアンティークキルトの話のあるエッセイでした。
新幹線の往路で一冊、帰路で続編を一気読みしました。今一番ハマっている作家さんかも。
折しも、今まさに注目される人だったみたいだし。
良いものに触れる機会や、情報量が多ければ暮らしは素敵になりそうだけど、浴びたこれらを自分にどう落とし込んで、自分の感性で受け止め、上手なバランスを取って再構築するかが大事だなって思うの。
いつもファッションアドバイスをいただいている友人に、
「あなたのロングイヤリングはいつも素敵ね。私もふらっと揺れるロングピアスをつけたいんだけど、私にはどんなボリュームの、どんな長さのものが良いかしらね?」と聞いたら、
「全体の服のトータルバランスから見なくちゃね。一概には言えないわ。
長いピアスをつけたら全身が見える鏡に身体全体を映してピアスの長さとボリュームのバランスを確認してみて。」と、アドバイスをもらったの。
身長と私の身幅、髪の長さや顔の大きさ、耳の位置にピアスの長さのバランス!
あんな小さいピアスなのに、身長とのバランスもとるのか!
そうか、暮らしもファッションもセンスが良いという人は、こういう全体を眺めた時のバランス感覚が優れている人を指すんだなと思ったのよ。
センスが良い=バランスが取れている。
とっても腑に落ちたアドバイスでした。
色、形、マテリアル、環境…そんなバランスが大事なんだよね。これ食にも通じるわね。
なんだかとっても深いなぁと思いながらも、とっても合点がゆくのです。