2016年 06月 17日
森に棲む ~先住民たちの襲来 ~
小海線より上ならば、「冬場は鹿が下りてきてね…。」と以前に近隣の農家の人は言っていたけど、まさかここまでは来ないだろうと。途中に開けた田んぼもあるし、車通りの激しい幹線道路が2本もある。
でも山梨県、長野県は、この鹿の異常繁殖のために年々獣害がひどくなっているのだそう。
平成元年の時に1㎞平方メートル四方に5頭程度だったのが、今は45頭と9倍に。
ここ数年、メスを年間10,000頭ほど捕獲しても、一向に減らないそうで、農家の人たちは本当に苦労されていると聞く。

夕方、ウッドデッキで本を読んでいたら、背中になにやら視線を感じるので振り返ったら、鹿の御一行様たちに遭遇。
すぐ後ろにいたのだけど、私も動物だったのね。
本能的に獣がそばに来たことに気がついたわけで。
そっとカメラを向けてしばらくじっと見つめあうこと数分。全然この場を動かず、草をはらんでいる。
そろそろとオスの4頭は川辺へ降りていきましたが、そのあとから2匹のバンビが駆け抜けて6頭もいたか!

屋根の軒には、見事な8センチほどに徳利(とっくり)が下がり、なんとも美しいフォルムで土ものだったら面白いのにと見とれていたけど、大きな黒い蜂が出入りするのを見つけて駆除をお願いした。

コガタスズメバチだとかで、女王蜂が一匹でここまでこしらえ、その後一気に蛹が孵化したら猛烈な勢いで蜂の巣は大きくなるのだそうだ。女王蜂めがけて殺虫剤を噴霧し、巣を叩き落したら、なかからうごめく蛹たち。

他にもいろいろなハチの巣があって、全部撤去してもらったら5つもあった。

一昨年、ボイラータンクの中の隙間に大きなスズメバチの巣ができてしまったので、気をつけてはいたけど、梅雨時は警戒しなくてはね。
来てくれて嬉しい先住民と、来てほしくない先住民がいてなかなか共生は難しいところ。

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