2016年 06月 22日
たてものさんぽ ~江戸東京たてもの園 小金井市~
また来てしまった江戸東京たてもの園。ご近所なんでね、おさんぽがてら…。
今までは、勝手に見てまわっていましたけど、この園には素晴らしくいい感じのたくさんのボランティアガイドさんがいて、今回はガイドツアーにも参加。
たっぷり江戸から昭和初期までの日本の「良い家」を見て歩きました。
江戸時代の農家の裏庭にある菜園。
江戸東京野菜が植えられていてこういうあたりも美しく楽しい。
一番好きなのは、昭和17年に、戦時中の統制があった時にそれはそれは工夫されて建てられた前川國男邸。
ちょっと山小屋みたいですが、コルビジェに弟子入りしただけあって、窓の開口と、自然との調和。
何よりもクローゼットのなかの引き出しや、扉や雨戸の仕掛けまでが心憎い。
あれ?どこかでこういうの観たよと思ったら、同時代にメキシコのルイス・バラカンも同じく師事していたので、あのルイス・バラカン邸に似たものを感じたのかもしれません。
朝ドラの「トト姉ちゃん」の浜松のシーンロケにもなりましたよという昭和な一角。
2週間前には天皇皇后両陛下の行幸もあって、学習院が戦時中にここ小金井公園に疎開しており陛下もここで学んでいのだそう。
植栽も当時を再現していていい感じ、野鳥の森や野草の森も隣接しています。
東京は焼けてしまったものも多かったのでしょうが、再現でなくて、移築というところが見所ですね。日本の良いものをいっぱい見た気がします。
海外からのお客さまもいっぱい。
雪の日は特に来園数が多いというのもわかるほどのフォトジェニックさ。
担いでいった一番レフカメラが、まさかのバッテリー切れで初めてのiPhone撮影です。
ドラえもんと、ジャイアンが、どこからかやって来て、座って歌っていそうなドカンと空き地。
一気にタイムススリップしたなという昭和村。
たくさんのシニア・ボランティアが本当にいい感じでこの園のガイドをしていて、あれこれボランティアさんと話がはずんだら、「ぜひ、ボランティア登録してくださいね」と勧誘も受けてしまったよ。
ここは、平成5年から両国の江戸東京博物館の分館の「たてもの園」として開園している。
建物の歴史や建築のお勉強もできるらしいよ。考えてみようかなと思ったりした。
建物は内覧できますので、脱ぎ履きのしやすい靴で行くのがお薦めです。
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