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豊田さんぽ

 名古屋駅から名鉄で豊田市まで。自動車産業でいつも景気がよくて、元気な愛知県の元気の素みたいなところへ。
お目当ては、豊田市美術館と、豊田市民芸館。
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駅を降りて、標識に沿って目指す美術館。でもだぁ~れもいないわ…と思ったら、美術館は特設のジブリ展で長蛇の列。みんなはどこから来たのかしらとおもったら、美術館の正面には、大駐車場。駅からのアクセスは美術館の裏口に着くというCar Cityならではのアクセスになるほどねと思う。

 東京育ちには、ときどき、この自動車生活に戸惑いを感じてしまうのだ。
県外からの客や、公共交通でのアクセスに軸を置かないというのは、TOYOTA、車の街らしい街づくり設計だなと。
歩いて、歩いて美術館へ。でも「たった15分の道のり」なんですが、愛知県民には、「15分もあるく!」という感覚らしい。

常設展は、ジブリフィーバーで追いやられてしまったので、さくっと内覧して美術館の外観を楽しむ。
建築家・谷口吉生の最高傑作。できれば正面からドラマチックにアクセスしたかったなぁ。
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愛知県の美術館や博物館にはだいたい併設されているお茶室で、一服いただく。
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愛知県の茶道人口は京都を上回る。お茶席がとても身近にある文化圏だ。
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夫は、お薄がたいそう気に入ったらしく、「うちでも点てるか?」と。
いい茶わん探しからはじまりそうだな。
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二駅電車に乗って平戸橋へ。無人駅。
この地の名士・本多静雄による「民藝の森」によって、狛犬コレクションを楽しむ。
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ここからまた15分ほどぶらぶらと矢作川沿いにあるいて、民芸館へ。
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民芸館は、加藤唐九郎や河村喜太郎の元・製作地。登り窯もある。
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民藝好きにはたまらない散策でした。また瀬戸本業釜に行きたくなるなぁ。
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垂涎ものの箪笥の数々。

帰途につくときに出会ったご夫妻。
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「ここは、私たちの特等席なの」と、双眼鏡で、野鳥の定点観測なんだそう。
矢作川の水辺の野鳥と森の野鳥、両方楽しめる探鳥スポット。
「今日は、出るかなぁ~。」と、お目あての野鳥がでるのを毎回ここで待つそうです。本当にいい散策ルート。

TOYOTAの研修施設ができたからと、隣接の日進市は地方交付税を受けるのをやめた。
大きな会社があると、地方都市の文化施設や保護にも十分にお金が投入されていて、遊歩道や、散策ルートの保全も万全。
豊田市はオープンガーデンも盛んで、今度はそんなところをまわりたいけど、「歩いて」が叶わないのがちょっと残念ね。

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by yukkescrap | 2016-07-26 08:59 | 小さな旅スクラップ | Comments(0)

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