2016年 07月 28日
海外小包の嬉しいこと ~それぞれの母の想い~
ひとつは、インドの母、私の英語の家庭教師のMrs.Sammyから。

今年の7月で81歳になられたというのです。
今もムンバイに暮らす日本人の英語の先生をしているそうで、お元気で何よりうれしい。時々私を思い出しては、カードやら、こういう気の利いたパシュミナ・ショールを贈ってくださるまさしくインドの母。
英語の家庭教師ではあったけど、センスが良くて、広い知識や教養があり、読書が好きな彼女からは、どれほど母として、妻として、女性として、国を超えた人として、たくさんのことを学ばせてもらったかわからない。
今も私の考え方や、物事のとらえ方、モノの見方は彼女によるところが多い。当時も今も英語はちっとも上達しなかったけど、彼女がいなかったらムンバイでの4年間は、もっとつまらないものになっていただろうと思う。
通じ合うのは、信じあうのは、求めあうのは、時には言葉の壁を超えるなぁと思うことがたびたびある。
すぐに返事をメールで書き送ると、間髪を入れずに返信が来た。便利な時代だとつくづく思う。
そして、インド人の英語は、いつも丁寧で美しいのだ。もう一度会いに行きたい。気持ちはすでにムンバイに飛んでます。
もひとつの小包は、娘婿のママから。
結婚式の前夜に互いの子どもの幼いころのスナップ写真を見せあったのだけど、私が作って彼女に差し上げた娘のフォトブックがいたく気に入り、彼女も息子のフォトブックを作ったのだそうだ。
スナップに寄せらてえいるコメントが、本当に母らしいもので、選んだスナップにも、いたずらのシーンや、キッチンでお手伝いをする幼い時の様子や、初めての車、フットボールシーズンなどママならではの想いがにじみ出ているの。
こちらもさっそくSNSのメッセンジャーでお礼のメッセージ。便利、便利。
夜中のうちに長い返信が着ていて、娘のことを心から受け入れて大切に思ってくださっている様子や、見守ってくださっている様子、習慣の違う国での的確なアドバイスなどありがたいこと、この上ない。
日本語で書く礼状も、なかなか言葉を選んで難しいが、英語ならもっと気後れしてしまってね。
でも、こういうことこそ早くが大切。
そしてできれば「ありがとうございます。」だけじゃなくて、詳しい感想もあると相手は嬉しいよね。
日本語でも「すごく嬉しい。ありがとう」はすぐに言えても、感想ってなかなか書けないね。
夫には、「いつもながら本当に度胸がいいよね。英語の文法とか間違えたらとか全然思わないでしょ?行動力だけは褒めてあげるよ」と、私の拙い英語の返信文をみていたけど。
そう素直に感じたままに思いを伝えることは、テクニックでもなんでもない。
要は、相手の心使いに丁寧に返すだけのことだもの。
贈り物の手配や、注文、発送、同封の手紙にかけられた時間や思いへも感謝を込めて。
二人の母たちからの贈り物に、心がいっぱいの幸せに満ちた日でした。

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