夜中の12時まで空いているという渋谷らしい本屋さんですが、ここも素敵な本のセレクトショップ。
セレクト書店が、こうして文化的な暮らしを大事に考える人が多く住む街に増えていくのは嬉しい。
珍しく渋谷で降りて、外国人観光客がスマホで動画を撮るスクランブル交差点を走り抜け、喧騒を追い払うように道玄坂を登り、東急百貨店の本館に突き当ったら、右へ。
時々、映画を観に来るシアター系の小さな映画館UPLINKを通りすぎると、あたりはあの頃の渋谷みたいな懐かしい街並みに。
UPLINKは、映画に関連する料理をだすカフェ tabelaが一階にあって、ベトナム映画にベトナム料理みたいな感じで楽しめるから、ついつい映画のあとにも寄ってしまうところ。ここへは、いつも独りで観に行って、独りで食べてくるわたしの秘かな憩いの場所。
私が若いころ通っていた渋谷のスペイン坂あたりの雰囲気がまだ残る通り沿いに、あれこれ楽しいお店がたくさんできていて、こんなさんぽもいいなと思う。
東京の新しい街にはすぐにカフェばかりが乱立してしまうのだけど、ここはちょっと違うみたいね。
東急本店から、小田急線の代々木八幡駅までの一本道のあたりを奥渋谷というらしい。
SPBSのカウンターで、休日のための奥渋谷ローカルマップ(無料で配布)をいただいた。
何も予定のない休日に、喧騒を抜けてこんなところを歩くのもいいもんだなと思うよ。
書店の書棚には、へぇ~、書店員さんのセンスが光るなぁという「こんな本があるの」というももばかりでワクワクする。
文庫になった本は、まず解説文を斜め読みしてから購入を決めることが多い。今回もそれにひかれて。レトロ過ぎる昭和のC級小説、そんなのありか?満載の展開があり過ぎてあっさり読了する。
この書店は、UPLINKで映画を観た帰りに、きっと必ず寄る書店になると思うわ。

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