このところ、おひとりさま時間が、いっぱいあります。
いいんのだか、悪いんだかわかりませんが、独りで充実時間を過ごすのって、なかなかセルフコントロールがいるなぁと思います。忙殺されるような仕事の反対に、自分の自由時間があれば、メリハリもつきます。
家事時間×自由時間、勉強時間×自由時間、介護の時間×自由時間。どれも短いサイクルでね。
もしも今まで、ずーーーっと苦労をしてきたんだから、これからは毎日好きな事だけして暮らしていいよなんて言われたら、私は一日も楽しく過ごせそうにありません。
わたしの大親友は、死ぬときに「あぁ、なんて楽しい人生だったろうって言えるような生き方を心ざしてるの。」とよく言います。
既成観念にとらわれず、彼女はいつも広い世界に、ためらいとか、しり込みとか、人見知りとかしないで、するりと入ってしまうので、会うたびに、「今ね、こんなことしているんだけど。」と言われることが、思いもよらないことばかりでいい刺激をたくさんもらう人。ひとりで中国の山奥や、ベトナムの繁華街に、悠々と暮らしちゃったりもしちゃう。そして彼女はおひとりさま時間を、すごす達人でもあるんです。(既婚ではあるけど)
別の友人に薦められて、「
シーモアさんと、大人のための人生入門」という老ピアニストのドキュメンタリー映画を観てきました。哲学的なお話がいっぱいでしたけど、とてもよくわかって、人生の二面性にも気づかされます。
幸せが、何か困難や辛い事を実感したときに、振り返って感じるものであるように、二面性のバランスってあるねぇ。
ずっと流れるピアノ曲、ニューヨークのスタインウエイの倉庫や、コンサートホールなども登場して楽しかったよ。
これは推薦してくれたR子さんと、積もるお話をしなければ…。おひとり時間でも、楽しいことはだれかとシェアしたいものですからね。
いつものお気に入りのシアター系映画館渋谷の
UPINKで。カフェでクスクスなんか食べちゃった。
映画のメニューももちろんあったよ。
最近映画は面白くないよねぇという友人もいて。
私は、あまりエンターテイメントの商業映画を観ないからよくわからないけど、最近は岩波ホールよりもここ(UPLINK)に足しげく通ってる気がする。ふらっと行っても観たい映画が必ずあるというのも嬉しいのだ。
名古屋なら、伏見のミリオン座。お気に入りの劇場があるというのもなんだか通な大人になった気分だわ。
映画の主人公のように、おひとり様時間を、上手に過ごす達人に学ぶことは多い。
映画も博物館も、美術館も、散歩も散策も…このところずっとおひとり様。おとならしい人生の満足感あり。

Instagram はじめました。フォローは↑から。YUKKESCRAP