お休みを利用して、のんびり列車の小さな旅です。
名古屋からJR高山本線で美濃太田駅へ、そこから第三セクターの
長良川鉄道に乗り換えて郡上八幡まで。
長良川沿いを走るこの列車は、1時間に1本程度の運行ダイヤの単線列車ですが、一日に一往復だけ、「
ゆる~り眺めて清流列車」という車窓の景勝地を通過するときにスピートを落としてくれるという楽しい列車があります。
郡上八幡まで7つの橋を超えますが、そのたびにちょっと減速してくれるので、鉄道マニアにはたまらないのね。
一両だけのワンマンカーなのよ。
トンネルに入っても、電車の中には電気がつかないから、すごくワクワクして暗闇を抜けます。
こういうの楽しいね。
でも意外にも観光客も、地域の人らしい人も車窓の景色にはあまり関心がないらしく、控えめに座っているのです。
私と夫だけが、はしゃいで観ておりましたよ。ああ、カヌーで川を下っている人がいるぅ~とか…。

陸橋、陸橋!
除雪車もスタンバイ!鉄ちゃんでなくても楽しいよね。
郡上八幡は、鰻と南天と踊りの街。

杉玉も南天。南天玉というそうで、赤い実が黒くなって、「赤字が黒字へ」という縁起物なんだとか。
郡上南天という品種も有名。
夏の間は、ロングランで繰り広げられる盆踊りが観光の目玉ですが、城下町の風情はとても素敵。
老舗のうなぎ屋、魚寅で白焼きの鰻丼。
ごはんに刻みのり、刻んだ長ネギ、白焼きの鰻にさっと火を通した卵黄に山葵。
東京の鰻のように蒸して焼いてじゃなくて、炭火の直火なので、皮がパリッと香ばしく身はふっくらね。
この鰻には、岐阜市の達磨政宗があうんだって、電車だと昼から飲めるね。
黄色くてコクがあって香りも芳醇。
お土産には、こんなものを。
岐阜県の人ならみんな知っているプリプリのジューシーな豚肉がたっぷりの明宝ハムと明方ハムがあるらしい。今回は、明方の方のハム。岐阜産の豚肉でつくる名物のハムですって、肉々しいハムです。
帰りの列車は、最後尾の窓からの車窓を眺めながら美濃平野に涼むサンセット列車で家路に着きました。
今度は郡上からさらに北への美濃路旅を楽しみたいです。

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