2016年 12月 15日
暖かい工夫
はぁ、大寒波だそうですよ。
東京に戻っていますが、誰も住んでいないお家と言うのは、本当に寒い。
ちょっと暖房を、炊くくらいじゃ、なかなか暖まりません。
人のいない住まいは、寂しく悲しいねぇと思います。
暖をとるには、今は電気もガスも灯油もなんでもありますけどね。
小さな工夫が楽しくもあります。
みかんを剥いたら干しておくの。
乾燥がひどいから一日でカリンコリンに乾きますよ。
上等なバスソルトや入浴剤をプレゼントでいただくことが多いのですが、上等な気分転換や、癒され感はあるんだけど、どうもほっこり暖まる感じじゃないんですよ。
干したみかんの皮をお風呂に入れたらね、上等じゃないから、余計に暖かい気がするのです。
温かいじゃなくて、暖かいです。
甘酒(酒粕でなくて麹で仕込んだ甘酒)は、最近、飲む点滴なんて最近は言われているそうです。
夏場にも疲労回復になるからって、85歳の義母に薦めたら、
「あぁ、大嫌いよ。昔子どもの時には、甘いものがない時代に、精がつくからって甘酒しかおやつになかったのよ。良いよぉって、今更、効能聞かされても、わたしは大嫌いよ。」とそっぽをむかれました。そういうものですよね。
いちじくのジャムも、いつか私がとっても美味しいっていったら、戦争中のいちごジャムの代用品で、いちじくジャムなんか、二度と食べたくないと言われたこともありますよ。
懐かしがって私が、みかん干したり、甘酒つくって生姜いれたりしているけど、そういう物にまつわる人の記憶ってさまざまで…。
私は幸せな時代に生きているんだなぁって、しみじみ思います。
暖かいのは、幸せですからねぇ。