ひと月に、数日しか庭のお世話ができませんから、
助長してしまった苗の切り戻しや、株分けのタイミングもままなりません。
なんとか、鹿に見つからずに大きくなったアナベル(真っ白な紫陽花)と、ギボウシ(ホスタ)が花芽をつけて、グーンとここ数日で満開になりました。こういう時期に居合わせることもなかなかないのですよ。
いろいろ失敗を重ね、日陰のシェードガーデンの特徴が、ようやく分かってきたこの頃です。
木漏れ日といえば、聞こえはいいけどね。大きくなったミズキやクヌギ、コナラの木陰のセンター・ガーデンです。
朝、東から登る太陽も、夏は、8時から木立の上から日が差しますが、春秋は、太陽が昇りきるお昼ごろにならないと日が差しません。
午後は、小屋の陰になるので、西日の期待もできない場所です。
日当たりの悪いことには間違いなく。
木がないひらけた庭で、太陽をいっぱい受けてすくすく育つ特性の苗は、ここでは、ことごとく成長が悪いの。
でもここは、我が家の庭のセンターだからね。
やっぱり少しは華やかにしておきたい場所です。
木陰で成長が思わしくない、ジューンベリーは移動。

見ばえが悪いけど、鹿さん対策に、大きくなるまで、しばらくカバー帽子つき。

実生で育った三年目のツリガネニンジンは、肥料のやりすぎかな?草ボケしたのか?
いまだ花穂がたちませんが、「お花はまだかな?」と心待ちにしています。葉っぱと茎はしっかり丈夫に育ってますけどね。
はやる気持ちもあるけれど、株分けしていいものと、悪いもの、今の季節の移植を嫌うものもあって、
日当たりや、環境が、「ここは違うなぁ」と思っても、今、手を入れるわけにはいかないものもあってね。
白花つゆ草だけは、株分けしてきました。
北の道路わきの花壇は、葉っぱものを今後はいれて、花を楽しむ苗や、ハーブは撤退予定。
切り株に多肉を植えてみました。
苗木やさんが言うには、ここでも越冬できる多肉植物というふれ込みですけど、どうかなぁ?
日当たりのいい切り株まわりには、ハーブを集めていこうと、ようやく3年目にして全体のイメージがわいてきました。
買って植え付けた宿根草の苗も、ご近所から分けていただいた苗も、今年はすっかり溶けて消えてしまったものもあってね。
間違えて抜いてしまったものもあるしね。
そうそう、今年はシュウメイギクがでてこないのよ、がっくり。
ちょっとカッコは悪いけど、赤い名札でマーキングします。
冬は、すっかり消えてしまう葉っぱもあって。
ワイヤーも駆使して、枯れて消えてもわかるようにと。いただいた桔梗の苗たちに。
わたしの庭は、公園の花壇のように、同じ品種をまとめたり、規則性を持たせて植えている植栽ではないから、
小さな名札だけじゃ次のシーズンには、すっかり忘れてしまっているモノもあるのよね。
自然に任せての発芽、芽吹きを待つのだけれど、消息不明になってしまうものも多くて。((;'∀')
「いらっしゃるのを待っていたの。今年はイングリッシュ・ラベンダーを挿し木にしたら、いっぱい苗ができてね。」
「ヒメヒオウギズイセンは、いかが?真っ赤ですけど、アクセントになるから。桔梗は紫もあるけど、白の桔梗もいっぱい増えたのでもいかがかしら?」と、ご近所の素晴らしいお庭の奥さまから、今年も苗を分けていただく。
毎回、我が家の山小屋に上がる前に、このお庭を拝見するのが楽しみなのです。素敵なお人柄で、大好きな憧れの奥さまです。
「去年いただいた銀杯草は消えちゃって…。すみません。やっぱり日当たりでしょうか?」と嘆けば、
「うちから、わずか300mの距離だけど、じんわり標高上がっているし、お宅はすっかり森の中だからね。また試してね。」と励まされまして。

西日がサンサンの西花壇。ブットレアが急成長中。
レンガを埋め込むのは、また次に来た時ね。こちら側も、まだまだこれからです。
シロスジカミキリさん、登場。
どうぞ、南の白樺かじらないでくださいね。
いつの日か、通年を通してここに暮らし、日々の草木の成長を見守る日がきますように。
周囲の森とのつながりを大事にして、あまり華やかな園芸種を加えるのは避けて、山野の草の手入れを楽しんでいます。

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