大叔母から貰い受けた裁ちばさみ、研ぎに出したらピカピカの切れ味抜群のハサミに蘇りました。
早速、あとの二丁は、所縁の人たちの元へ送ってしまったので画像がありませんけどね。
重くて大きくて、実際に使うには骨が折れるハサミです。
研ぎ屋さんも、何に使っていたの?女性の手には負えないでしょ?と聞かれ、
男の職人さんもいる仕立て屋さんのハサミなんですと言ったら、なるほどねと。今はもうないよ、こういうハサミと言われて、なおさら愛おしくなりました。
私の愛用しているのは、蛇の目ミシンのKohnelという裁ちばさみ。
ミシンを月賦で買うと(当時はローンと言わずに月賦と言った)付いてくるのね。そういう時代のものですよぉ〜。
中学生の時にマイミシンを買ってもらい、そのおまけのハサミは今も大事に使っていて。まだ素晴らしくよく切れるんですよ。
小学生の時の30センチの竹の物差しもまだあります。嫁入り道具の裁縫箱。
物持ちが良いんです。何度も引っ越しに耐えた裁縫箱ですね。
受け継いだ大きなハサミもここにしまい、時々取り出して、雑巾作りやボロ切れを裁断するときに使おうと思います。きっとそのときには、大叔母のこと、洋裁店のことを思い出すと思うのよ。
大叔父が、仕事部屋の大机の引き出しにこのハサミが入っている様子が今も鮮明に蘇るなぁと言っていました。
ハリスツイードのカースの前回の記事はこちら
きっとどこの家族にもこういう品があるんだろうなと思いながら大事にしまいます。
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