とっても寒いけど八ヶ岳です。
三分の一湧き水のガソリンスタンドのおじさんが、
「今朝は冷えこんだねぇ、久々のマイナス10度だよね。小海線あがった泉郷辺りはマイナス12度だってよ。」
と言っていました。
ダウンを着たまま、薪ストーブを点火してしてログハウスが温まるまでは石油ストーブも炊いています。
冬のチョコレート色の八ヶ岳南麓は大好きな風景。あいだにのぞく三ツ頭に粉砂糖をふったような感じが大好きなの。右には北岳が白くお化粧。
そんな寒い山小屋ですが、こういう時のお楽しみも色々あるのね。
今回は、地元の農産物直営所で買った昨年の新そば粉で手打ちそば。ダーリンがお蕎麦をうちますよ。
男の趣味は、お道具からでございますねぇ。
八ヶ岳南麓、北杜市周辺はお蕎麦屋さんの激戦地。
その火付け役ともいえるのが、お蕎麦の名匠・高橋邦弘さんの「翁」。今は長坂翁という店名ね。
実はダーリン。20数年前に東京で行われた高橋さんの「サラリーマン蕎麦打ち道場」に通っていたんですね。
だから基本とうんちくはかなりのモノです。テキスト読み直してます。
でもね。超久々なので手順忘れるし、一回目は見事に撃沈して蕎麦がきになりました。
やれ、菊もみだ、へそ出しだとか言ってますけどね。
今回は、外割りとかいう小麦粉が一割つなぎに入った田舎蕎麦です。
武骨に厚めに切るのね。(頑張っても厚くしか切れませんねぇ。)
良かったです。無事つながりました。
その昔、土曜日に学校から帰った子どもたちが、「今日のお昼ごはんなあに?」に「お父さんの手打ちそば。」と答えるとがっくりと肩を落として、「今日もスプーンで食べるのかぁ。」と嘆いていました。
おつゆはね。昨年から寝かしておいた「かえし」。ザラメをいれてみりんとお醤油で作って保存。
粗削りのかつお節と昆布でお出汁を作ってかえしを割ります。
良かったね。今日は美味しくできたよ。
無事にお昼ご飯にありつけました。
そして夜ごはんはねぇ、撃沈してできた蕎麦がき入りのトマト鍋です。
芽キャベツ、蕪、蓮根いり鶏団子、スティックセニョール、人参、大根。(すべて八ヶ岳産)
良かったわ。完食できて!