桜吹雪が風に舞って素敵なこの季節。
私の花粉症はピークになっています。
先週は毎日数回も鼻血がでちゃうほど鼻腔が荒れてお出かけもままならない日々です。
耳鼻科で見てもらったら、鼻腔の粘膜がひどいあかぎれ状態だそうです。
わたしが暮らす吉祥寺は長いこと「住みたい街ナンバー1」を続けてきたけど、その理由には買い物や美味しい店よりも、東京にしては多い緑じゃないかなと思うのね。
そしてこの緑は、この街に暮らす人の優しい気持ちで大切に保存されているのがよくわかる公園が市内にはいくつかあるの。
井の頭公園や、武蔵野中央公園、小金井公園は行政の管轄で美しく保たれているけど、住宅街にある小さな緑地は、ここに暮らす人のボランティアによるものがとても多いのです。
関前のグリーンパーク緑地の遊歩道、八幡町のハーブガーデン、桜堤団地の桜並木、玉川上水沿いの野鳥の森公園などなど。
満開のシャガ。
そして成蹊大学周辺のあちこちの小路。〇〇小路っていう小径がいっぱいあるんだけどね。
中でも一番のお気に入りは、「木の花小路」の山野草の公園です。

ヤマブキ、大好きなの。
武蔵野市の環境部緑のまち推進課が今年も発行してくれた冊子にも木の花小路の特集記事。
わたしがこのあたりに住み始めた20年前ころ、この地域の人たちの緑プロジェクトやボランティア盛んだったのね。千川上水の川べりの緑地保護活動とか。それが、ずっと、ずっと続いて、いまや美しい緑の街になったのがよくわかります。けやきコミュニティーセンター周辺には、「生きものばんざいクラブ」っていうのがあるの。Instagramにも日々公園の今が見頃のお花が日々アップされてます。 (#ikimonobanzaiclubでフォローできます)
これをたよりに、時々ウォーキングしながらこの公園へ行くんです。今日はカメラを持って。

この公園は二つの桜並木の通りに挟まれていて通り抜けできるから、お散歩コースにしている人がいっぱいいるのね。
わたしが撮影していると、通りすがりのひとが何人も、あそこに「雪餅草が咲いてるわよ」とか、

「シャガが満開ね」とか「ムサシアブミも咲いてますよ。群生なのよね。」とか話しかけ下さるの。
みんな、とってもよーく観察していらして、日々開花を楽しみにしているご様子です。

小さな水辺もあって、こういう場所が好きな植物も集められています。
知らない名前の山野草がいっぱいで、なかには「高尾山まで行かなくてもここで十分でしょ?毎日山野草ハイキングできちゃうわよね?」という人もいました。
名札が丁寧につけられているの。でも山野草は、名前知らなくてもいいんだわ、わたしは。
どんな人たちが、お世話しているのかな?
とってもありがたいな、嬉しいなとそのひとたちに思いを馳せ、感謝しながら大好きな山野草の公園を日々楽しみにしています。
早くマスクがいらない季節になってほしいよ。