昨年の秋、都立野川公園で拾ってきたどんぐりをポットに撒いて、大事に大事に発芽を待ちました。
雪の降る日は室内に取り込んだりもして。
東京のマンションで生まれ育ったどんぐりの苗。
20センチほどになったので、梅雨時を狙って、八ヶ岳の森の空き地に育苗ベッドをこしらえてポットに入れたまま植え込んで来ました。

落葉樹のコナラとクヌギです。
真夏の東京のマンションのベランダは、コンクリートが熱くなって灼熱地獄。
1日として水やりは欠かせない過酷な環境ですからね。
この夏からは、森の環境に慣れてもらおうと思っています。
なんだか初孫の若さまが保育園デビューしたことに重ねてしまうわ。
新しい環境に、東京生まれのどんぐりは無事に順応してくれるでしょうか?
どんぐりの育成法を探ったら、まさにどんぐりの背比べで、小苗の時は混み合って植え付けるとお日様を求めて、互いに競争して伸びていくそうです。
3年熟成の手前ミソならぬ、手前腐葉土で根元を覆います。乾燥しないように。
鹿は、なんでも食べるというので、育苗ベッドも緑のフェンスで囲います。
フェンスの上部をトゲトゲにして内側に曲げておくと首を突っ込まないと聞いてそんな風に。
どんぐりの保育園ね。
若さまに負けないように、どんぐりもどんどん伸びてね。
じいじは、昨年、唐松を切り倒した100坪の裏の土地を草刈りしました。
刈り払い機すごいね。たったの2時間。上手になったもんだ。
この土地を、どんぐりを育てて雑木林にするのが、今の夢。
若さまがじいじの年には、きっと森になると思うよ。
台風の強風で折れてしまったシンボルツリーにするはずのゴールデンアカシア。
諦めていたけど、よく見たら健気に芽を吹いていました。
植物は強い。しっかり根を張れば、これから枝葉を伸ばしていくでしょう。
こちらも周りの下草を刈って、手前腐葉土をいっぱいすき込んできたよ。
これも楽しみだわ。