2019年 12月 16日
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大好きな高田郁さんの「あきない世傳 金と銀」
今年発売された六巻、七巻です。
ついに幸さんは、江戸へ繰り出すことになったのよね。
この二巻は呉服商「五鈴屋」の江戸出店、立ち上げの苦労話。
貧しい学者の娘が9歳で呉服屋に奉公して、その才気を見込まれて、傾きかけた老舗の呉服屋の再建をするというのがが5巻までだったの。
6巻からは、江戸へ進出する苦労話。
そこにいろんな事情が絡むんだけどね。
楽しいのは江戸時代の呉服のお話。帯も今みたいには結ばなかったんだなぁとか、染めや柄ゆき、色目も楽しいのよね。
加えて、この幸さんの起業家魂がすごくて、老舗再建というのは今のご時世にも通じる経営センス。経営の才覚が豊富で、江戸の女性起業家って感じなのね。
この6、7巻は、おりしも12月14日の赤穂浪士の討ち入りも盛り込まれていて、今の季節に読んだから季節感も楽しめたよ。
さて、討ち入りといえば、我が家は包丁研ぎのシーズンなんですよ。
亡くなった母が、討ち入りよ包丁とがなくちゃってよく言っていたんです。なんででしょうね?赤穂浪士になったつもりで年末のタスクこなしていたんだろうか?
わたしは、包丁は、切れなくなると一年中、都度自分で研ぎますが、今までは年末には、一年にいっぺん研ぎ屋さんに出していたんです。
今年は、京都の有次で買った鋼(ハガネ)の包丁のアクを消す消しゴムにであったので、
夫もすごく包丁研ぎたがるんですが、これは譲れないのよね。
さぁ、今年も包丁の準備はOKよ。年末のタスク、1つ終了。
お節の仕込みもいよいよはじまるなぁ〜。
by yukkescrap
| 2019-12-16 11:38
| 好きな本スクラップ
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