年末の晦日には、私の十八番のおせち料理「松風焼き」(のし鶏)を焼きます。
どうして松風焼きというのかは、歌舞伎の演目からなのよね。
のし鶏とも言うわね。

かれこれ30年以上だね。
1月のお弁当にはよく入れてましたよ。
半分のそぼろ鶏をすり鉢でホロホロにしてから混ぜるのね。
これは古いお料理本には必ずある工程。
仕上がりがつくねよりもずっと滑らかになるのね。
むかし、子どもたちは、切り落としの端っこが大好きでした。
年末の台所へ子どもたちが来ては、「えへへ、お味見」とか言いながら摘む。
今日は、じいじとお昼ごはんに摘んだよ。
夫は毎年恒例の高校ラグビーの忘年会。
ポットラックなの。
晦日の夫のキッチンジャックがずっと続いて、毎年私のイライラはマックス。
今年は、「お任せするよ。キッチン邪魔して欲しくないでしょ?」と、ようやくわかったらしく。今年は私がささっとワカモレとサーモンディップを作って。
夫は圧力鍋で下ゆでした柔らかなスペアリブをバルサミコ酢とハニーのソースでBBQ風に焼きまして。
キッチンから追い出したから、ようやくなますが刻めるわぁ。
終電までにご帰宅くださいませね。何年経っても、夫は年末の戦力にはなりませぬ。