大好きな美術小説家の原田マハさんの新作
デトロイト美術館の奇跡 (新潮文庫)
読了です。
読み終わったらすっかりデトロイトに行った気分になりました。
デトロイト市の財政破綻で美術館の存続の危機、デトロイト市の年金受給者の救済をテーマに美術館とコレクションを題材に素晴らしく見事にまとめてしまった小説です。
最初に出てくる美術館の風景に、メキシコの国民的な画家ディエゴ・リベラの壁画があることが書かれていて、そうかこんなところにもディエゴは壁画を描いていたのか?とびっくりしながら。
そうよね、妻のフリーダカーロと伴ってデトロイトへ行くという時代があったものね。
原田マハさんの、メキシコ絵画 フリーダカーロの小説ができるらしいという噂があるけど、それの伏線かなぁ〜。
いやぁ〜、やってくれるねぇって感じです。
図書館予約がなぜか空いていてすぐに借りることができました。
いつの日か、おばあさんになって(今もすでにばあばだけど)、美術館巡りなんかできないなぁという歳になったら、図書館の分類7門芸術、美術の書棚のそばで、大きな画集を広げて一日過ごすというばあばになりたいと思っているの。
昔、図書館でパートタイムで働いていた時、お上品なおばあちゃまが、ヘルパーさんかご家族に車椅子を押してもらって来館して、斜めになった机に大きな美術の画集広げてゆっくりご覧になっていたの。ご常連さんでした。
素敵なひざ掛けしてらしてね。たぶん90歳は超えていたと思う。
夕方になるとまたヘルパーさんが迎えに来てました。
小説をじっと読むだけでは、過ごせない時は、こうやって世界中の美術館コレクションの画集を楽しむのは素敵だなと思っていたの。
だから今から原田マハさんの小説でたくさんの画家を出会っておきたいね。
もう一つは、同じ原田マハさんの「翼をください」
これは、読売新聞社から原田さんに持ち込まれた企画の小説だったそうだけど、
新聞という報道のありかたと、秘密裏に行われた戦争直前の世界一周飛行を題材にしたお話。これもね、ほんと原田マハという小説家のうまさに唸る面白さでした。
翼をください。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-27951149"
hx-vals='{"url":"https:\/\/yukkescrap.exblog.jp\/27951149\/","__csrf_value":"441746e7e8c8959d2e3e513caef070a60b5a0c03b64bfd1dbb89d306d026977bcac2fd97f2ab9aa03d3b9e48302d7ef3a1693013d254d7ed51506ddb9abe34b5"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">