山梨の盆地や東京ではにょきにょき芽が出ている蕗の薹。
でもやっぱり標高980メートルの八ヶ岳の麓は、春まだ遠しという感じ。
庭に出ていた蕗の薹はこれだけ。
蕗の薹のペペロンチーノを楽しみにやってきた食いしん坊の娘は、がっかりしてます。(笑)
今回は、味噌を仕込むために娘夫婦も一緒に山の家にやって着ました。
でもその前に、たくさん頂いた友人宅の庭の夏みかんでピールとマーマレード作りね。
毎年の恒例になってきたピール作り。
3回ほど茹でこぼし、今年は絞ったジュースとグラニュー糖で煮込んでます。
気が短いわたしは、数日の乾燥が待てませんから、100度のオーブンで30分焼いて乾かしています。
なんて!手間がかかるんだと毎年思うけど、他にすることもないからねぇ。
美味しくできたよ。
そういうわたしに変わって、American boyの婿さまが、今夜はディナーの担当。
食いしん坊の娘のリクエストでチキンの丸焼き。
娘に言われるがままにという優しい婿さまで、本当にありがたい事です。
いつもながらどこにも行きませんから、料理は山の家での楽しいワークショップになるんです。
ローズマリー、タイム、バターにニンニクやあれこれを混ぜて、チキンの肉と皮の間に丁寧に塗り込んでいくのね。こうするとジューシーなチキンで皮はパリッパリに仕上がるそうですよ。鶏のお腹にはオレンジ。今回はタンカンを入れています。
チキンと一緒にお野菜も焼いてね。
じいじが買った肉料理用の温度計。
こういうので焼き加減をチェックするんだわね。

今回も美味しく焼けました。写真が良く撮れてないんだけど、焼き色もいい感じなのよ。焦がさない程度に皮をパリッパリにしてます。

婿さま、大きな肉を切り分けるのも、オテノモノ。
鶏の頭でとったスープストックで、ソースも一緒に作ります。何入れてあるか聞き忘れたけど。
まずはわたしにと、切り分けてくれる優しい婿さまです。
唯一、参戦した娘の作った蕪のモッツァレラチース乗せ焼き。
そしてデザートね。

ピーカンナッツパイ。ゴキ○リパイではないのよ。ナッツが大きいからびっくりだけど。
山の家の冷凍庫には、婿さまの下準備してある具材が色々入っています。
前回冷凍しておいたというパイ生地を解凍して、オクラホマの実家からやってきたでっかいピーカンナッツのパイも焼いてくれました。

モラセス(黒糖ペースト)に替えて黒蜜と黒砂糖にバターのソース。
コクがあるけど、意外にあっさりした甘さです。
あぁ〜、良い婿さまでよかった、よかったと思うわたしと夫。
もちろん、食後の片づけだって、やってくれちゃうのね。
残った丸焼きのチキンは、この後、婿さまによって丁寧に骨から肉を外されて、骨は明日のスープストックに、そしてこれはWish bone。鶏の喉仏です。
明日のお楽しみね。
今夜も 無事に夜が更けていくのでしたが…。明日に続く。