2020年 05月 11日
私の好きな「#料理本リレー」バトン
SNSで、【私の好きな料理本リレー】が回ってきたので、こちらでもご紹介。
主婦と生活社の料理編集者@ryourinohonさんからスタートした
#料理本リレー
料理研究家、カメラマン、スタイリスト、デザイナー、ライター、編集者の方々が好きな料理本を紹介して次の方へバトンを渡していくという、素敵な企画。
わたしにもバトンが回ってきて!
あれぇ、お料理のプロでもない私にですか?と思いつつも、
そんな素人の好きな料理本でも良いかしらと。
バトンを渡してくださったのは、お弁当のコミュニティ
Oh Bento Laboで出逢った三宮真理子さん。
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私が紹介させていただく本は、私の人生の伴走者とも言える2冊。
【きっこさんの手づくりギャラリー 】
竹久紀久子著 (八ヶ岳の山荘にあるから写真はAmazonから)
出版社?)1982年刊
この本は、
結婚のお祝いにキルトの先生からいただきました。
当時は、まだライフスタイルを提案する本は目新しく、丁寧な暮らしの手仕事の延長にある、おうちのおもてなし料理がレシピの手順写真ではなく、テーブルフォトとして演出されて登場してとってもセンセーショナルでした。
夏のカレーのレシピは、夏のキルトの上に、
サモアールを背景にジャムのレシピ、
子どもと作るアーモンドのミレーはラッピングもされて、
鶏モモ肉をセロリとオリーブ、白ワインで似てお鍋ごとテーブルセッティング。
今では当たり前の写真や構成ですが、当時の料理や暮らしの手仕事は超珍しかったんです。
新婚のわたしには夢いっぱいのレシピ。今思えば、これをお手本に日々の食卓を演出してきたのね。40年近く大事に作り続けている料理ばかりで、登場する布の手仕事は、今もってどれも素敵で古くさくならないの。
今は廃刊ですが、ずっと私の暮らしの基本になった一冊。
【わたしの献立日記】沢村貞子著 中公文庫 1988年初刊(新潮社)
今ちょうどNHKでこの本をもとにお料理番組「365日の献立日記」を放送中ですね。
沢村貞子さんが60歳ごろから22年近く書きためた日々の献立。忙しい女優さんでありながら、食の根源の大事を良く知って、愛するご主人さまとの2人分のごはん。
これからのわたしの指南本になること間違いなし。
習って、今月からわたしも献立日記を書くことにしたの。
お料理の本は大好きで、料理がたくさん登場する小説や、料理家のエッセイもたくさん読んできたけど、この2冊がわたしには一番好きな本です。
さて、このバトン。
どなたに渡そうかと思い悩みましたが、
ただ今いちばん大好きなお料理の先生、天然酵母パン教室tete atelierのkazu先生こと、伊形和子さんにお渡しします。
先生のお料理とパンは、わたしに料理へのイノベーションを起こしてくださった人です。