2020年 07月 05日
マイマイガとゾンビウイルスとクスサン
例年以上に梅雨のシトシト降る雨が、葉っぱに落ちる音だけがする森の中にいます。テレビがないのですが、九州地方の豪雨災害を思って哀しい気持ちでいっぱい。自然の脅威を強く感じます。

緑いっぱいの森にきてようやく深呼吸しているけど、
今年は森の様子もなんだかおかしいんです。
前回(6月)に来た時、ログハウスの外壁に巣食ったアシナガバチの巣を12個も落として森の困ったちゃんとの共生に戸惑っていました。大発生してた。

新緑の枝からツゥっと降りてくる蛾の毛虫の大量発生にも手を焼いて。
これはマイマイガという外来種の毒蛾で毛虫にも成虫の鱗粉にも毒があるの。
新たな森の困ったちゃんに困惑していました。マイマイガは10年周期で大量発生するらしく。
去年、今年がその年にあたっているとかで全国的な流行だそうです。
自然界のこういう波に、どうしたものかと思い倦ねていたら、留守の間にマイマイガの天敵ゾンビウイルスが発生して一夜のうちにマイマイガが死滅したとあとから聞いてびっくりしました。
ゾンビウイルスとは、バキュロウイルスのこと。ナショナルジオグラフィックによれば、
************
「バキュロウイルスによる蛾の幼虫の“洗脳”は、たった1個の遺伝子によってなされていることが新しい研究で明らかになった。 このウイルスは、“ゾンビ化”した幼虫を木に登らせ、そこで宿主の体をドロドロの液状に変えてしまう。
「健康なマイマイガの幼虫は、夜間に木に登って葉を食べ、朝には木から降りて(樹皮の裂け目や土中に)身を隠し、日中はそこで捕食者を避けて過ごす」と研究の共著者で、ペンシルバニア州立大学の昆虫学者ケリ・フーバー(Kelli Hoover)氏は話す。
ところが、無脊椎動物に感染するウイルスの一種、バキュロウイルスに感染すると、幼虫は木のてっぺんに登り、そこでじっとしているように操られる。待っているのはホラー映画のように恐ろしい死だ。
続きを知りたい人はこちら→ナショナルジオグラフィックWEBサイト
*******
自然界バランスのすごい営みが、目の前に繰り広げられてちょっと度肝を抜かれた気がしました。
わたしとしては、困ったちゃんの毒蛾のマイマイガが死滅してくれてホッとしましたが。
そして新たな困ったちゃんも大発生。

ヤママユガの仲間のクスサン。

幼虫は白髪太郎とも呼ばれるかなり大きな毛虫です。指ほどに太く8センチくらいあるの。
もうキャァーって感じね。必死で落としまくって踏みつぶし...。

小学館「field-pal 野外探検大図鑑」より
でも調べたら毒もないし、触っても大丈夫と分かったけどね。
森に長く住んできたけど、
こんなに蜂だ蛾だと戦っているのは今年初めてかも知れません。
梅雨の八ヶ岳は、肌寒くて、朝夕はストーブをつけたり、フリースを着込んだりしています。
コロナから遠のいてはみても自然界の営みに人の非力も思い知る森の暮らしです。
八ヶ岳の自然界でも例年とちがった生態系なんですね。
わたしも日々家庭菜園で野菜や花を育てていますが、
今年は過去に経験がないくらい虫が多いのです。
私たちにとって虫も困りものですが、虫たちにの立場からしたら私たちも困った生き物になるんだろうな~・・
そう思いながら植物のお世話をしています(笑)
行きたくてもなかなか行けない八ヶ岳です。
お写真で楽しませていただいています!
なんだかなぁ〜って思ってます。
ジリジリやってくる異常気象に、自然界のバランスが崩れていることだけは確か。
未来が元気であるように願ってます。
地元の人にご迷惑かけないように、移動もせずに買い物にも行かずじっと山小屋にいます。
こちらは長野市から北へ車で30分の飯綱(いいづな)ですが、先日お正月から半年ぶりに行ってきました。同じく、ひっそり過ごしましたよ。
ケムシ系はいなかったのですが、昨冬はカメムシが異常発生したそうで、あちこちに死体が転がっておりました。汁が出ないので始末はいいのですが・・・こちらでも2014年にマイマイガが大発生したことはありました。おもしろいフォルムですが、たいへんおっかなかったです。
もろもろ、気を付けてまいりきましょう!
信州は大雨大丈夫でしたか?
自然界のバランスが壊れてきていることを実感しますよね。
地元の皆さんのご迷惑にならないように、そう言う意味でのソーシャルディスタンスも大事ですよね。
この夏はどうしたものかなと思案中です。
山小屋にも住めるのに東京に居続けるのもなんだか?と、ちょっと悶々としてます。



