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読んだ本 高田郁 「あきない世傳金と銀8、9」

待っていました、続編!
大好きな高田郁さんのあきない世傳金と銀の8巻と9巻を貪るように読んでしまった。
もっとゆっくり読めばよかったと思うくらい楽しくて続きが知りたくなる時代小説。
読んだ本 高田郁 「あきない世傳金と銀8、9」_d0348118_06380676.jpeg
舞台はすでに大阪から江戸に移り、江戸小紋の発祥のお話になっているので楽しいことこの上ありません。
毎回、経営の知恵を絞りまくる主人公と、良い仕事へのこだわり、「買うての幸い、売っての幸せ」マインド、それを邪魔する数々の事件が、仕込まれて、もうハラハラしちゃう。

時代は江戸の麻疹の流行の話があって、作者は意図していなかったけどコロナ禍と偶然でと書いているけど、流行病の重苦しい世情まで重なったりしていて。

絹物から、木綿の商いにシフトしていく時でもあり、9巻にはその伏線がいっぱい散りばめられていて、読み終わったら、早くも10巻が待ち遠しいです。

高田郁の代表作「みをつくし料理帖」が今度は映画化でまもなく公開だそうですが、NHKドラマの黒木華さんの主人公、さがり眉の澪ちゃんの役がハマりすぎていて、映画は観たくない気も知るんだけどね。
あぁー、読んでいてほんと楽しかった!




by yukkescrap | 2020-10-09 06:08 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

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