2020年 12月 28日
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我が家は海外生活が長かったこともあって、お正月を海外で迎えるために手づくりのおせち料理を毎年色々工夫して作ってきました。
クリスマスからお正月休みにバカンスに行くとか、日本に一時帰国するおうちも多かったけど、旅行にでてもやっぱりおせち料理とお雑煮は欠かさずに。
現地で手に入る材料のやりくりでね。
ハンペンで伊達巻を作ったり、クチナシの替わりにサフランで色づけしてきんとんを作ったりね。一時帰国のたびに正月用の黒豆をそっと検疫に見つからないように持ってきたりして。
若かった母のわたしは、日本人のアイデンティティを食卓にのせて子どもに伝えたかったし、夫には、海外で働く力になるよう故郷の味で元気をつけてもらいたかったしね。
そして何より食いしん坊の一家の胃袋を心地よく満たすために。
日本に帰国したら出来合いの市販品を買って楽しちゃおうかなと思ったこともあったけど、「やっぱり母さんのおせち料理で」と言われると、頑張ってしまいます。 黒豆は、関東風のシワのよった、醤油を隠し味に垂らした硬めの煮かたと、
ふっくら大きく柔らかく煮て、砂糖の密につけてことこと煮含める京都風の2種を作ります。家族の好みがあるのでね。
ほかには、
息子の好きな海老のうま煮、五色なます。
娘の好きな数の子。
夫の好きな鰊の昆布巻き。
婿さまの好きな鰤の照り焼き。(これは、婿さまを迎えてから新たに加わったもの)
栗の好きなお嫁ちゃんには、栗の甘露煮からつくる栗きんとん。
義妹が好きな松風焼き、これはみんなが大好き。
若さまとおばあちゃんが好きな関東風のシワのよった黒豆…。
これも母と同じ手順ね。
今年は、里帰り中の娘も一緒に作ります。
じっくり彼女におせち料理を教えたことがなかったので、
「ヘェ〜、昆布巻きってこうやってつくるの?」と。
あれれぇ〜、干瓢が縦結びになったりしてますよぉ〜。
わたしの五色なますは、いつも大人気なので、大量に大根を刻んで…。
今年も大根3本、人参も3本。
いつの年だったか、スライサーで大根と人参を千切りにしたら、味が全然馴染まず、亡き母に、「こんな手抜きをするくらいなら手づくりしなくてよろしい!」と厳しく言われてションボリしたこともありました。
夫の大好物の身欠きニシンを巻いた昆布巻き。日高昆布を使います。
これはお正月までにどんどん食べられて半分くらいなくなります。
「お重に入れる前になくなるからぁ〜」と毎年言ってるわたしよ。
そうこうしながらも、年末も毎日3度、3度のご飯の支度も、洗濯もあるわけで…。
そんな中、夫が朝のストレッチ中に、手術をした股関節の人口関節が脱臼するというハプニングも発生。 全く動けず、痛さも相当だったらしいの。
年末の急患の多い大学病院へ、救急車のお世話になったりして。
ほんとうに救急隊や大学病院の救急外来には申し訳ないことでした。
無事に1時間ほどの処置で、人口関節はハマって、帰りはピンピン歩いて帰れたから良かったけど、本人のショックは半端なく。ションボリ落ち込んでいます。
もうびっくりの年末です。
さぁ、気を取り直して、良い年来るようにと、年神さまを向かえる準備。
28日なので、葉付きみかんのお供え餅を飾り、輪飾りも飾りましたよ。
もう一息、頑張ろっと。
by yukkescrap
| 2020-12-28 12:09
| お料理スクラップ
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