毎年お供え餅は、かき餅にしたくて、餅菓子屋さんで買った杵つき餅です。
乾燥してヒビが入っても、カビが少々はえてもいいの。
パック入りではなくて、生のお餅ね。
裏白に葉つきの蜜柑、(今年はゆずり葉が手に入らずなしです)もカラカラに乾燥してます。大きなお供え餅は、加湿器の側においてラップをしたら、盛大にカビました。
お餅のカビは昔はあたり前だったよね。お餅とお味噌のカビは心配ないよとずっと言われてきたけど。
1月も中旬になると、いつも母が水餅にした大きなブリキの桶から、お餅を出してカビたところをナイフでこそげていたなぁ〜。
冷蔵庫にお餅なんか入れない時代の知恵。思いだしてちょっと懐かしいね。
休日の朝、孫ひめさまにも、ご近所に「音が迷惑じゃないのぉ」とか言われながら、金槌で割ったよ。うるさかったかな?
お供え餅は切ってはいけませんから、割るんですよね。
ベランダでカンカンと盛大に割りました。
年神さまが宿ったお供え餅ですから大事にいただかないとね。
かき餅用にしたのは、もうしばらく乾かしておきます。
油で揚げるとパァ〜っと花が咲くようにはじけて美味しいよね。
今日は、形だけ、残ったお餅でお善哉です。
お三時にいただきましょう。
こういう事がのんびりできるのは、この年齢になったからだわねとつくづく思う。
大きな家族で暮らしていた時代は、働き盛りの若い人に代わって、年寄りがこういう細々と季節の始末をする下支えの暮らしがあったのでしょう。
孫の世話の片手間に、小豆を煮て、鏡餅を割りながらふっと思いました。