今、読んでいる時代小説のシリーズもの、坂井希久子の「居酒屋ぜんや」。
ただ今4巻目です。図書館で借りています。
10巻以上あるみたいなので、しばらく暇がつぶせます。
江戸時代のお料理の美味しい小説っていっぱいあるんだけどね。
このシリーズは、居酒屋だから、美味しいお酒のつまみ系の充実がすごい。
色々食べたくなってしまいます。
3巻目に登場したのは、お盆の頃の精進料理として登場した飛龍頭(ひりゅうず)。
言わずと知れた「がんもどき」ですね。
がんもどきとか、さつま揚げとかは、海外駐在妻している時に、よーく手づくりしてました。なんたって売っていませんからね、食べたきゃ自分で作るしかないのよね。
飛龍頭は、ムンバイ駐在中によく作ってました。
乾燥した山芋パウダーとかは一時帰国した時に買い求め、
年に3回ある途上国向け日本食送付制度でロングライフのお豆腐を取り寄せてね。
お手伝いのコックさんといっぱい作って冷凍したり、お客さまのおもてなしにもよく登場した一品でした。(遠い目…。)
がんもどきもさつま揚げも今はどこでも買えますけどね。
小説に登場する揚げたての旨さの表現が、あの頃を思い出させてくれました。
今は楽よ。
お豆腐もちょっと奮発した木綿豆腐。バットにお水を入れたやかんをのせて重しにして水切りしましてね。山芋はフープロでガァーっと。
あとは溶き卵でゆるさを調整しながら塩と砂糖をちょっと入れて、団子にまとめて160度くらいの低めの温度でのんびりあげます。
生姜しょうゆでね。はふぅ、はふぅ言いながらほうばります。
市販品のがんもどきはスポンジみたいですが、手づくりはもっとクリーミーで別ものって感じなの。美味しいよ。
あぁ〜、日本の味だと思いわぁ。