雨後の筍じゃないけど、ワラビの季節到来です。
路肩に車を停めて、片手いっぱいにワラビを握ってね、ワラビ採りをしている人を見かけるんだけどね。ごっそりって感じで皆さん摘まれています。
私はやっぱり知らない土地に勝手に分け入っての山菜採りはためらいがあります。
今日は近所の産直所からのワラビ。

薪ストーブの木灰を取り置いているので、ひと握りワラビにかけて、熱湯をかけ回し、一晩。アク抜きしました。
母が使っていたアルマイトのお鍋。

煮魚用の浅い平鍋がワラビのアク抜きにちょうどいい。
指で潰れるほどに柔らかく茹でたら、手前味噌と、庭の山椒の新芽を入れて叩くよ。

母は秋田にルーツを持つので、子どもの頃からワラビやゼンマイ、セリなどの山菜の郷土料理がよく食卓に上りました。ワラビたたきもそのひとつです。
お酒の肴に。
朝ごはんは、ご飯にチョンとのせて。
白米のほうがいいけど、今朝は玄米でした。
年をとったなぁ〜ってつくづく思うよ。
子どもの頃からの味がすごく郷愁をそそるのです。
残ったワラビは、お豆腐とセリを入れて納豆汁にします。
これも秋田の郷土料理ですね。私の懐かしい思い出の味です。