長雨の晴れ間をぬって、奥蓼科へ。
夫は、股関節の人工関節手術をしてから、なかなか山歩きを再開できずにいます。
昨年末、そしてついこの間も脱臼してしまってその度に救急車のお世話になって大学病院の救急外来に行ってはめなおしてもらって、ほんと慎重にならざるを得ませんからね。
身体を動かし、スポーツが大好きな人だけに、もうトライアスロンもできないだろうなぁと、ストレスも感じているみたいです。
そんな彼を励ましながらトレッキングはないから、すぐ側まで車で行けるからと説得しつつ、好物のおむすびも作って出発。
蓼科は、八ヶ岳の端っこ、お隣の茅野市。
蓼科は、軽井沢と並ぶ古くからの高級別荘地。
東急、三井、鹿島など大手デベロッパーによるリゾート開発で、テニスコートやゴルフ場、温泉も豊富。老舗の作り込まれた高原別荘地という感じがぬぐえませんが、奥蓼科は、まだ手付かずの原野感が残る雄大な自然が残っています。
ここに、東山魁夷の「緑響く」という作品のモチーフにもなった、誰でも一度は観たことがある風景の池があるの。御射鹿池(みしゃかいけ)。
テレビのCM(シャープのAQUOSのCM、白い馬と吉永小百合さん)も画伯の絵のままに背景で登場していましたね。
詳しくはこちら。
ちょうど図書館で借りて読了した原田マハの「
生きるぼくら (徳間文庫)」という本の舞台が奥蓼科で、読みながら、あぁ〜、ここは行ってみたい風景っと思っていたんです。
季節を通して色々な色が見られると思うので、また訪ねたい場所です。朝8時が一番いいとのことです。秋も冬も、春にも是非行ってみたいところね。
夫の大好きな鮭と青紫蘇のおむすび、中身は梅干し、昆布、明太子。
蓼科湖の湖畔でのんびりしながらいただきます。
蓼科湖も人造湖で、蓼科観光開発の基になった湖です。
近いうちに、夫が自信を取り戻して、また少しづつ山歩きを楽しめますように。