2022年 03月 01日
お着物リメイク
お友だちのふーちゃんから、「母の着物で暖簾風カーテンを縫ってくれない?」と相談されて、とりあえず生地を送ってみてねと言ったら、こういうお着物が到着しました。
ふーちゃんは、昨年、還暦を迎え、「これからは、やりたいことを実現するぞ!」とあれこれ新しいことに挑戦中です。三味線と長唄を習い始めたり、そして念願の京都に古民家を求めて、東京と2拠点生活をスタート。
今はその古民家のリノベーションに燃えています。とってもかっこいい!
いつかやりたいと思ったことを、着実に実行してる。
私も死ぬときは「あぁ~、やりたかったこといっぱいできた、楽しい人生だった。」と思えるように、今までやりたいことはどんどん躊躇なく実現したいと思っているけど、ふーちゃんのバイタリティーには驚かされます。
そのふーちゃんの古民家にパーテーションとしての目隠しカーテンが必要とのこと。
ご依頼は180センチ(縦)、110センチ(幅)で、センターで割れていて、マジックテープで中心を留めたものという希望です。
着物の反物は、幅があっても37センチなので、110センチなら3枚はぎになるけど、2枚という難しいご注文。
柄合わせにこまらない白地の絣をほどいてみましたが、着丈が短い。
小柄な方だったようで、見ごろは縦に165センチしかない。
ほどいてから、洗濯して、染み抜きもして(ウタマロ石鹸でゴシゴシしたら落ちてよかった)。
張り板はないから普通に干してアイロンかけして反物に戻します。
なんだか昔の悉皆屋(仕立て直し屋)さんになった気分ね。
着丈が足りないので、袖をほどき、横ではいで、さらに縦にもはぐので、見栄えが良くありませんが、とりあえずご注文通りに縫ってみたよ。
私的には、うーん。
反物を縦に細く切ってしまうのは抵抗がかなりあったけど、まぁ、着物幅を無理してあてるとこうなるわねぇ。
マジックテープで、ベリベリっとするのはあまり好ましくないのでいろいろ探したら、100円ショップやニトリに、カーテンクリップというセンターをマグネットで留められるものがあって、布に挟み込むだけなので、こちらを採用しました。
上部には、普通のカーテン用の芯をつけてフックをつけています。裾には、カーテンウェイトを入れたので、ストンと真っ直ぐに生地が落ちてくれるはず。
どんなもんでしょうかね?
一応お着物リメイクなので、横はぎは袋縫い、縦の耳のはぎは伏せ縫いにしてみました。無事に納まるといいけどなぁ。
お着物リメイクは続く…。
by yukkescrap
| 2022-03-01 12:34
| 手仕事スクラップ
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