今年は、八ヶ岳に来るのが遅れて、例年よりもずっと遅いお味噌の仕込みです。
娘に、
「みんなで作ったほうが楽しいから、集まった時にやって〜」って言われたんですが、3歳児と1歳児がいては、もう大騒ぎになることは火を見るよりも明らかです。
ちびっ子たちは、まだお手伝いよりも邪魔がしたいだけですから。
でもばあばの手前味噌は、孫たちも家族も大好き。
2人の孫はお味噌汁が大好きでいっぱい食べてくれます。
大叔母も楽しみに、友人も楽しみにしてくれるので力が入ります。
準備が大変ですが、味噌作りじたいは、そんなに難しいことはないからね。
みんなの協力があれば百人力です。
今年のお味噌づくりは、昨年暮れに買っておいた南アルプス市の丸玄さんの自然農法の大豆(あけぼの種)。孫たちに食べさせる大豆は遺伝子組み換えでないことはもちろん、無農薬栽培にこだわりたい。
茹でただけでも美味しい大豆で、枝豆などは幻の枝豆と呼ばれるほど実が大きくて美味しいのです。一晩お水で戻したら芽がでたよ。春だものね。
パワーいっぱいの大豆を贅沢にお味噌にします。今年は15キロ(過去最大量)。
麹はいつも鳥取の無農薬のお米で作った生麹(白米麹、玄米麹、麦麹と三種の麹)だったんだけど、すでにシーズンが終わっていて、今年は甲府市の五味醤油さんの大黒天マークの麹です。
普通、手づくりお味噌は、大豆1、麹1、塩0.5というのが標準の割合だそうですが、
私は、いつも大豆1、麹2の量で贅沢な甘口で仕込んでいたんです。
さらに、麦麹や、発酵に時間がかかる玄米麹もつくって年間通して食べられるようにタイミングも測っていたんですが、今年はちょっと予定が狂ったので全部同じ割合で。
今年の麹は白米麹だけを20キロ。中辛にしました。
味噌作りのために買った大型圧力鍋(1キロ茹でられる)といつもの圧力鍋(500g茹でられる)で8分づつ茹でて潰していきます。

順次、塩きりした麹を混ぜて。
下の写真は4キロの大豆。
甕に味噌玉を落としていくの。

塩で蓋をして。
ちびっ子のお世話が大変で、パパとママはそれぞれ子守り。
むこ様とお嫁ちゃんがメインで頑張るというワークショップになりました。
若さまは、ちらっとのぞくだけで、ぜんぜん興味なし。
味噌修業のお手伝いができるのはもう少し先ですね。

年々、甕の数がどんどん増えて8個になってます。
初日は7キロ。翌日じいじとばあばで8キロ仕込みました。
美味しくなあれと呪文をつぶやきながら。
夏も涼しい八ヶ岳の山の家は発酵にとてもいい環境です。真夏でも28度くらいですから低温のゆっくり発酵ね。階段下の物置にしまって熟成を待ちます。

そしてきょうは、去年作ったお味噌の最後の甕をあけました。
玄米麹の1年じっくり寝かせたお味噌。約4キロ。
ジップロックに小分けして冷蔵庫保管に切り替えます。
今年のお味噌が出来上がる9月まで、これでだけあれば大丈夫。
9月から順次甕をあけて食べていくの。
茹でた豆の煮汁には美味しい大豆の出汁がでて、これに春キャベツを入れてちょっとお塩をして朝のスープにしました。
孫たちが喜んで飲んでます。栄養もたっぷりよ。
今年も美味しくお味噌ができますように!