せっかく山の家に来たけど、あいにく連日の雨降りです。
夫は夏草刈りの予定だったので、しごく残念そうですが、私はこれぞとばかりにブランケットに包まって本読みです。寒いのよ。朝晩、まだストーブがいります。

図書館で半年待ちだった上大岡トメさんの「老いる自分を許してあげる!」読了。
人気作家の個人的な老いや更年期の体験談だったら即、読むのを止めようと思っていたんだけど、各分野の専門家の「老い」とは何かから始まって、科学的に検証を進め、それをどう受け止め、どう消化するかという話で、漫画仕立てではあるけどグイグイ引き込まれて読みました。
最近、小難しい理解に時間を要する論文だったり、説明や前置きが多い理論的な読み物に頭がついていかないのです。めんどくさい解説文などもほぼスルーしています。
これも老いると言うことだよなと実感しています。
漫画仕立てであっても、めんどくさいところが多少あって、そんなところは、あっさりとスルーして読み飛ばしました。
歳をとるってどう言うことから始まり、骨も筋肉も老いる、そして感情も老いると順に読み進み、そこで出会ったアメリカの心理学者スザンヌ ライチャードさんの「高齢者の個性の分類」(
こちらに引用がありました)と言う下りで、はぁ、我が意を得たりという感じになりました。
そうか、老いると言うのは、性格まで老いるんだわね。
骨も筋肉も感情も老いることを再認識して、これからに備えたいと思った良い一冊でした。
そして老いる両親にと娘が買ってくれたアームチェア。
座面は、ペーパーコードで編まれているとっても軽くてしゃれた椅子です。
今ある山の家の家具はどれもどこかの中古の寄せ集めなのよ。食卓の椅子も座りにくく、重くて、加えて座面が割れてしまったのを修理して使っていたんだけどね。
山の家でも、くつろげるダイニングチェアが来て良かったわ。