手づくり孫服を楽しんでいますが、おとなの服つくりには手を染めるつもりはなかったんだけどね。
お洋服はパターンと、着た感じのシルエットが大事と思っているので、手づくりではとてもわたしには無理!と思っているの。
どうしてもちょっと野暮ったくなっちゃうからねぇ。トレンド感が既製服にはっきりでますものね。ファッションには色々な要素がいっぱい詰まっているよね。
産後太りのままのうちの娘ちゃんはね、先日の大塚屋ワンダーランドで、
「おぉ、これいいじゃないの?ホームウエア。作れる?」って言うから、できそうよと引き受けました。大塚屋オリジナル型紙で前タックのマキシワンピース。
生地はサッカーというか、リップルというか?そんな感じです。
半日でできちゃったけどね。久しぶりに長〜くミシン縫いしました。
前タックの重ねのデザインがが今年風ね。
着画は私です。ノーメイクだったからモザイク入りです。じいじは写真撮影が超センスなくて床が斜めになってるのが気にくわないけどね。
娘はわたしより5センチ背が低いので、この後10センチ裾上げしました。
腕が太く見えて、わたしは着たくないデザインなんだけどね。
日々、孫の手づくり服を楽しんでいますが、先日NHKで海外からやってくる技能実習生のドキュメンタリー番組を観て涙にくれたの。
大金の渡航費用の借金をしてベトナムから縫製の技能実習にやってきたのに、約束とは違って、ひたすら低賃金でタオルの耳を縫う作業だけという実態。
縫製技術は全く学べないどころか、賃金は時給350円。
これ日本の国内の縫製工場のことなのよ。
ノルマも厳しくて、まるで刑務所の作業のようだったと。
逃げ出してね、ようやく縫製技術の学べる工場に就職したけど、こういう働かせかたがあって良いのかと憤ったのでした。
海外で働くことの大変さは身にしみているわたし。
言葉も習慣も違う異国で、家族と離れて一人で頑張っているのに、受ける待遇がこんなことで良いのか!
日本でこんな思いをしている技能実習生がいっぱいいることに胸が煮えくりましたよ。
そしてファストファッションや途上国で縫製された既製品の安さにも、最近すごく疑問を感じるのです。
自分で生地を選び、裁断して縫う手間は、楽しみでやっている分には良いけどね。
対価に替えたらどれほどになるのか?
もしもこれを仕事にして時給350円で服を縫えと言われてもとても無理でしょ?
そう考えると、もっともっと物の買い方や、物の使い方に心砕かなくちゃと思ったのでした。
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