2022年 07月 15日
読んだ本 今井絵美子「便り屋お葉日月抄」シリーズ
この夏は、テレビでは曇り仁左衛門の再放送録画を楽しんでます。大好きな時代劇です。

そして読書のほうは、相変わらず江戸人情物小説にどっぷりハマっております。
「便り屋お葉日月抄」シリーズ。
お侠(きゃん)で勇み肌、胸のすく威勢のいい啖呵(たんか)をきるしゃきっしゃきの元辰巳芸者のお葉(よう)が主人公。
せっかく芸者をやめて結婚した夫、甚五郎は半年で急死。
愛する夫が残した江戸深川にある便り屋日々堂(にちにちどう)の女将になって、ここを舞台に、袖振り合うも多少の縁とばかり、粋で鯔背(いなせ)な女主人が、数々の難題を乗り越えていく傑作時代人情小説なの。
江戸ものの小説といえば高田郁さんなんだけどね、
図書館の棚を回って見つけた今井絵美子(故人)さんの「便り屋お葉日月抄」の10巻シリーズです。
こんな面白い作品を残していたなんて!
深川の下町ですからね。
登場人物の、はすっぱな江戸言葉もこぎみよいのよ。
どれだけ意味がわかるかなぁ〜。
てんごうを!
おかたじけ!
おかっしゃい!
万八
どろけん
よいてや!
まじくじする
おかっしゃい!
最初はね、辞書ひこうかと思ったんだけど、読んでいくうちに文脈からニュアンスと意味がわかってきて、登場人物と一緒になって啖呵切ってしまうのよ。
図書館で、いっぺんに借りるには多すぎて、1-5巻までを読み、しばらく5巻目の延滞者がいて返却待ちしてました。
早くぅ〜って首を長くしてましたが、本日予約が落ちたよ。
今時の図書館のネット予約って、シリーズの巻数順に予約が落ちるようにできるのよ。
昔は、上下巻とか、1-5巻とかあると後の巻の予約が先に落ちて困ったけど、コンピュータのおかげでそのあたりの予約がスムースでありがたいね。
図書館でお借りになる人は、ぜひ巻数順予約設定お試しください。
さぁ、たっぷり持ってまた八ヶ岳へ行ってきまーす。