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読んだ本 今井絵美子「便り屋お葉日月抄」シリーズ

この夏は、テレビでは曇り仁左衛門の再放送録画を楽しんでます。大好きな時代劇です。

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そして読書のほうは、相変わらず江戸人情物小説にどっぷりハマっております。

「便り屋お葉日月抄」シリーズ。

お侠(きゃん)で勇み肌、胸のすく威勢のいい啖呵(たんか)をきるしゃきっしゃきの元辰巳芸者のお葉(よう)が主人公。


せっかく芸者をやめて結婚した夫、甚五郎は半年で急死。

愛する夫が残した江戸深川にある便り屋日々堂(にちにちどう)の女将になって、ここを舞台に、袖振り合うも多少の縁とばかり、粋で鯔背(いなせ)な女主人が、数々の難題を乗り越えていく傑作時代人情小説なの。


江戸ものの小説といえば高田郁さんなんだけどね、

図書館の棚を回って見つけた今井絵美子(故人)さんの「便り屋お葉日月抄」の10巻シリーズです。

こんな面白い作品を残していたなんて!


深川の下町ですからね。

登場人物の、はすっぱな江戸言葉もこぎみよいのよ。

どれだけ意味がわかるかなぁ〜。


てんごうを!

おかたじけ!

おかっしゃい!

万八

どろけん

よいてや!

まじくじする

おかっしゃい!


最初はね、辞書ひこうかと思ったんだけど、読んでいくうちに文脈からニュアンスと意味がわかってきて、登場人物と一緒になって啖呵切ってしまうのよ。


図書館で、いっぺんに借りるには多すぎて、1-5巻までを読み、しばらく5巻目の延滞者がいて返却待ちしてました。

早くぅ〜って首を長くしてましたが、本日予約が落ちたよ。

今時の図書館のネット予約って、シリーズの巻数順に予約が落ちるようにできるのよ。


昔は、上下巻とか、1-5巻とかあると後の巻の予約が先に落ちて困ったけど、コンピュータのおかげでそのあたりの予約がスムースでありがたいね。


図書館でお借りになる人は、ぜひ巻数順予約設定お試しください。


さぁ、たっぷり持ってまた八ヶ岳へ行ってきまーす。





by yukkescrap | 2022-07-15 06:15 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

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