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読んだ本 涙の最終巻 「あきない世傳 金と銀」

大好きな高田郁さんのシリーズ「あきない世傳 金と銀」の最終巻です。
シリーズ13巻目ね。
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どんな風に最終巻を纏めるのかと、もうワクワクしながら読みましたけどね。
これでもか、これでもかと主人公の幸の苦悩が続くのですが、ひとつひとつの実が結び、最後はもう涙失くしては読めないわね。

6年間、もうね、発売日がこれほど待ち遠しい本はなかったし、
手に取れば、それこそ時間を忘れてどっぷりその日のうちに読み上げてました。



「買うての幸い、売っての幸せ。」
女性起業家マインドたっぷりの幸が商いに知恵を才覚を発揮。
ただし、うまくいくか?と思うたびにひっくり返され、奈落に落ち、それでも立ち上がる。

前作シリーズのみおつくし料理帖は、美味しい江戸の味を堪能したけど、今回は着物。絹物もさることながら太物と呼ばれる庶民の木綿の着物の話なので、楽しいこと楽しいこと。当時の帯指南や、神田川の染物、大相撲や歌舞伎の衣装などとの絡み、江戸の流行の話や、当時の人を奈落に落とす江戸の、流行病や大火の数々。

舞台設定は、さすが史料を読み込む勉強家の高田郁さんの凄さで、読みながらわたしは浅草から日本橋界隈をタイムスリップしながら歩いている気持ちになってました。

シリーズが終わってしまって超残念と思ったけど、巻末に特別巻をあと2巻出すという筆者のコメントがあって、これまた今からワクワク楽しみです。
あぁ〜本当に楽しかったシリーズです。

早速この秋は再読しようとベッドの横に13巻を積み上げてます。


シリーズ全巻 13巻。


by yukkescrap | 2022-08-17 05:24 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

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