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お気に入りの石 「すべての人に石がひつよう」

好きな石をもっていますか?

山歩きをしたり、川浚いをすると、理由はうまく言えないんだけど好きな石と出会うことがあって。
この石好きだわぁっとひとりで思ったりします。
お気に入りの石 「すべての人に石がひつよう」_d0348118_11540863.jpeg
数年前から、ポケットに入れて持ち帰った石。
べつに、どうということはないんだけどね。
ときどきぎゅっと握ったり、裏返したり、眺めたりしています。

そんな時に、古本屋さんの書評で見つけた一冊の絵本。
同じようなことを考えている人が世界にはいるのね。

挿絵もほのぼの。「すべての人に石がひつよう
物語りは、ネイティブ・アメリカンの女性。いかにもの教えっぽいんだけどね。
お気に入りの石 「すべての人に石がひつよう」_d0348118_11435656.jpeg
心をフラットにして読んでみたよ。

昔、息子のクラスにロシア人の坊やがいて、
転校して来た時にママが自己紹介で「うちの坊やは石集めをしています。今度遊びに来たら見てあげてください。」と言っていて。

息子は石が好きなんだってさぁ!ロシアから持って来たんだってよ。
なんだかすごいねと。
当時小学校1年生の息子は、ゴレンジャーにしか興味がなく。
早速お邪魔して見せてもらった標本箱と引き出しに並んだ、ごく普通の石にしばし困惑していたことがありました。
お気に入りの石 「すべての人に石がひつよう」_d0348118_11441383.jpeg
きっと幼くしても、石の魅力や、想像力や、感性が豊かな坊やだったんだろうなぁと思い、画一的な興味しかなかった日本のごく普通の息子と見比べてしまったことがあったの。
お気に入りの石 「すべての人に石がひつよう」_d0348118_11443378.jpeg
心を育むって実はこんなたわいのない石集めにもあるんじゃないかしらねと。
今、ばあばになって思うけどね。
そして、私はまだこれぞ!の「私の石」に出逢っていないの。
お気に入りの石 「すべての人に石がひつよう」_d0348118_11444774.jpeg
ときどき初孫の若さまも、ばあばの石を眺めてます。
孫ひめちゃまは、掴んだらすぐ投げるので、まだ手の届くところには置けません。
何を思って、何を感じているのかしらね。



Commented by Kazeango at 2022-10-13 16:35
こんにちは
石のお話で芸術史で勉強したことを思い出しました。
文人には石を愛でる趣味があって、石に山水・自然・宇宙を感じるようです。
東洋思想だと思っていましたが、ネイティブアメリカンのお話にもあるとは興味津々です。ご紹介の絵本、次に図書館に行ったら探してみます。
Commented by yukkescrap at 2022-10-13 17:10
> Kazeangoさん

まぁ、なんて素敵なコメント。
ブログを続けていて良かったなぁと思うのは、私のたわいもないお話から、
こうしてコメントをいただいて、また一つ世界が広がることです。

石を愛でる文化や思想。
なるほど、枯山水とかもその一つでしょうかね?
しばらく石についてあれこれ調べてしまいそうです。

絵本の中にも、石に世界を感じるようなことが書かれていました。
私は、にわかブラタモリ的な石の研究家になっちゃいそう。
でも花崗岩とか、大谷石とか、石の種類もこれくらいしか知らないのですが。

古本屋さんの書評には、絵本はしばらく絶版だったと書いていらしたけど。
高価本なので、ぜひ近くの図書館で借りてみてくださいね。

by yukkescrap | 2022-10-13 11:59 | 好きな本スクラップ | Comments(2)

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