北杜市図書館ではすぐに借りられてラッキーでした。図書館に寄って予約本を数冊、受け取ってから来たよ。
原作本から、映像、そして映画に登場する土井善晴先生のお料理や器をこの本でという感じで楽しんでいます。
映画の監督中江裕司さんと土井善晴先生の対談集。
背筋伸ばして拝読しました。
その中に、仕事と暮らし、どっちが大事かというようなことがあって、
「お金を稼ぐ仕事より暮らしの中に幸せはあるんです。そこがごちゃごちゃになって、生きるための仕事が暮らしをつぶしていることが都会には多いでしょ。」
「みんなお勤めしているから、どうしても仕事と生活が分かれるかもしれないですけど、本来はそこがいっしょのほうが幸せだし、分けられないものですよね。」
というくだりがありました。
うん、うん、そうだよねぇっと思ったりしてね。
漬物石の話や、日本料理の味付けは素材の味、普通のご飯の美味しさが味見なんかよりも大事とか、ほんとご馳走の濃い味が続くと辛いですから、よくわかります。
日本の清潔感は縄文時代からとかも興味深くて。
登場した器の数々の解説も楽しかったしね。
とっても楽しかったです。原作→映画→この対談集でぜひ楽しんでくださいと、勝手に宣伝しちゃうわ。
本に登場するふろふき大根。
畑から大根を抜いてきて。昆布だしで朝から薪ストーブで煮てます。
柚子をおろして柚子味噌に。
雪が降る日の楽しい読書と、熱々の大根。
そうそう、一昨年仕込んだ梅酒があったから今夜はお湯割りにして。
外は寒いけど、暖まってます。