図書館予約の3ヶ月待ちで手にとった本屋大賞のベストセラー海外ミステリー「
ザリガニの鳴くところ」(Where the Crawdads Sing Delia Owens)
最近、映画にもなったようですね。
あまりミステリーは読まないんだけど、主人公がノースキャロライナの湿地に取り残された少女というのに興味をそそらえ予約したのでした。
東京の図書館ではまだ予約の順番が回ってこないけど、金田一春彦図書館(山梨県北杜市)のほうが早く予約落ちしてくれて。2拠点生活者は図書館使い倒して利用させていただいてます。
わたしには、ミステリー小説というよりは、アメリカ南部の美しい自然や風土を描いた大自然の中で生きる少女の成長を追った文学のように思いながらページを繰ってました。前半はちょっと怠くて、久しぶりの翻訳本のとっつきにくさもあったのだけど、お話の主軸や、アメリカ社会の差別や偏見、開発や環境問題の背景も読み解き、中盤からはグイグイ引き込まれて夜を徹して読了しました。
ひさびさの夜更かし読書。
湿地という自然や、海や入り江をボートで移動する様子も想像するに美しく、登場する植物、海洋生物も興味をそそられて、目の前に広がる想像の沼や湿地が鮮やかに浮かびました。
そして、最後の最後の1ページ。
このページは破って食べてしまいたい。
そういう衝動にかられる顛末。
長編小説をじっくり読む楽しみって、ここにあり。
おススメの小説でした。
映画で自然の映像も確かめてみたくなるわ。
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