イングリッシュ・ガーデンとか、ナチュラル・ガーデンとかありますけどね。
憧れますけどね。我が家の森の中の庭は野生的なワイルドガーデンです。(笑)
今までずいぶん、ステキなイングリッシュガーデンの本を読み漁り、ポールスミザーさんのナチュラルガーデンの本もいっぱい読んで、萌木の村にも何度も行ったんですけどね。
たぬきや、鹿や、イノシシの先住民さんの不法侵入が相次ぐところなので、どんなに頑張っても無理なこともあるよのね。若い頃は、闘うようにさまざまな抵抗を試みたけど。敷地を全部柵で囲ってしまうわけにもいかず。(ご近所の美しいイングリッシュガーデンのお家は総じて柵がありますけどね。)
無理して植え付けしたものは寒冷地では育たなかったり、木が成長して森が深くなるほどに日陰も増えて日照の確保が難しくなってきたり…。
我が家は、なるべく元の森の周りの環境に馴染むようにしたいと思っているの。
家庭菜園のところだけは鹿よけで囲ってますけどね。
先住民さんとの協調をなるべくして、無駄な抵抗はしないことにしようと。
森の中のとはいえ、在来種だけじゃなくて、帰化植物もあれこれ生息しています。
ダッチアイリスを植え付けて、腐葉土をまいたらね、そこからモリモリっとヒメオドリコソウが茂りましたよ。
どこから来たんじゃろうね?ヒメオドリコソウはシロツメクサ(クローバー)と同じく、明治ごろにやってきたヨーロッパ原産の帰化植物なのよね。
植物図鑑で比較確認。
雑草に類するなら抜こうかとも思いましたけど、これも共存で良いことにしました。
今朝は、コンポストの下部が掘られて、荒らされてます。

半分くらい食べちゃったらしいの。これはたぬきのしわざじゃろうか?
イノシシはここまでは潜れまいからね。
ここまでワイルドな環境だと、庭の作り込みがウソっぽくなる気がしているこの頃。
近所のあちこちのナーサリー(花苗栽培農家さんがたくさんいるんです)で、春の宿根草が売り出されてるんだけど、カタカナの名前の苗は、森の庭には馴染まないなぁっと、諦めムード。
森を抜けて我が家の庭を眺めて、目に入るものがアナベル(真っ白な大輪アジサイ)でさえ、最近は違和感を覚える森の暮らしです。
だからか?万太郎さん(と牧野富太郎博士)好みの山野草とか、在来種の花苗や、低木にばかり目がいきます。
そろそろ、庭の構想の方向変換して行く時かもしれません。
我が家のガーデニング・家庭菜園