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読んだ本 沢野ひとしの「ジジイの片づけ」

 ヘタウマっぽいイラストが椎名誠さんのエッセイにあって、思わずクスッとしちゃうんですがその作者が沢野ひとしさん。

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わたしの同僚だった整理収納アドバイザーさんは、よく講座で「捨てないオヤジは捨てられる!」と男性向けの片づけ講座のタイトルにしていました。

今や片づけ問題は国民的課題だそうで、コロナの緊急事態宣言中には、小池都知事がコンマリさんを起用して都民に片づけ指南をしていましたけどね。
おうちにじっとして時間があってもやりませんよね。お片づけ。

整理収納アドバイザーの現役時代、高級介護施設に入居する富裕層のおうちの片づけのご依頼をたくさん受けてスタッフ総出で数ヶ月のプロジェクトでお引き受けしたことがありました。高価な家財が多くてほんとに困ったけど。始末するのにひと苦労です。

一般の家庭であっても、物の総数はそう変わらないのですよね。

ちょうど大叔母の家の片づけ、義母の介護施設入居のための空き家になる家の片づけと続き、年をとってからは絶対に片づけはできないなぁ〜を実感したのです。
はっきりいうと70歳が限度だと思います。
分類、処分、収納の再構築の一連の作業は、物事を俯瞰しないとすすみません。
日々に暮らしにいっぱいいっぱいになってきたシニアにとって、これすごく大変です。
なんでも億劫になるというのがシニアです。

その点、この本の作者沢野さんはすごい。
俯瞰がとってもうまい。全部だして、必要な物だけ戻して、あとは処分という片づけの段取りを良くご存知です。

特に保留にしたいものの管理に、机や箪笥の一番上の引き出しを空にしておくという工夫は、片づけ大賞に匹敵すると思います。
捨てないオヤジにも、なんでも取って置きたがるばあばにも、おススメの本です。

さてわたし、先月またひとつ年を重ねました。
そして今後の片づけの目標を立てましたよ。65歳までに住まいの品を半分にする。
食器、調理用品、衣類ね。
自分に関わる思い出の品(手紙、卒業アルバム、卒業証書、各種の資格証書、結婚以前のアルバム)も近いうちに処分する予定です。思い出グッズはお茶箱にすでにまとめてありますので捨てればいいだけなの。まとめてから10年以上開けてもいませんから。
中身を見ずして捨てられます。残しておいても家族が処分のが困るものばかりなのでさっさと捨てます。

本に関しては、ヘビー図書館ユーザーになってから、ほとんど買っていないので大丈夫です。

わたしももっと身軽になりたい!
そう心に強く誓った2冊でした。



by yukkescrap | 2023-05-12 10:33 | 好きな本スクラップ | Comments(0)

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