「もしも江戸時代にカラーコーディネーターとか、ファッションアドバイザーがいたら?」と着物やコーディネートが楽しい時代小説シリーズを読みました。
坂井希久子さんの江戸彩り見立て帖、「
色にでにけり」、「
朱に交われば」、「
粋な色 野暮な色」
文庫本3冊を読むときは、Webサイトの日本の伝統色「和色大辞典」で色名を調べながらです。文庫本に色見本の栞でも挟んでくれたら良いのにと思いながらね。
江戸時代の着物って、今と全然違う着付け。
まだ帯留めとかもないし、帯結びも違っていて。
掛け衿コーディネートもないし、裏地の裾や袖のフキももっと時代が下ってからの色遊びなんですよね。
幕府から贅沢禁止のおふれが出ていれば、流行もずいぶん制限されていたりして。
それでも厳しい決まりの中に生まれる庶民や粋人たち流行も楽しそうです。
当時のファッションリーダーは歌舞伎役者さんたちでしたね。
主人公のお彩の活躍です。
一気読みしちゃって勿体なかったよ。
シリーズの続編、待ち遠しいです。