山を降りて東京に戻っています。覚悟していたけど、暑さが怖い!
気を引き締めていないとすぐに負けてしまいそうです。
夫が股関節の変形から人工関節手術を受け3年。その間に4回も脱臼して救急搬送されては全身麻酔をして入れ直すというアクシデントが続き、セカンドオピニオンを受けて再手術する事になったのです。
状況の詳しいことは省くとして、今度は名医と呼ばれる先生の執刀なので安心しているものの、長い手術を終えて病室に戻ってきて目が覚めたのを確認した時はホッとしました。持参していた文庫本はシリーズの巻数を間違えていたので、読むのをやめ、その間、病院の本棚にあった本を手に取って活字を追っていたんですけどね。
山本一力さんの「
八つ花ごよみ」。江戸の市井の人に寄り添う花と絆とゆかしい人情という文庫本の裏解説。八つの花の短編集でした。
最初の「路ばたのききょう」を読んで、今の自分の心境に寄り添うような短編に驚きながら次を読む。心細く待つ長い手術の時間でしたけど、今のわたしの気持ちをなぞるような描写に慰められました。
長年連れ添った夫婦と花にまつわる短編集なんですけどね。
「路ばたのききょう」は、認知症になって壊れていく最愛の妻を優しく見守る夫の話。
ときどき正気に戻る妻とのやりとり。
長年の夫婦の重ねてきた互いを思いやる優しさが行間から染み出すように感じた良いお話。
そんなお話が次々とあって。
主人公はいづれも老境、人生の酸いも甘いもも噛み分けた熟年世代。
ともに過ごしてきた時間は私たちもあとどれほどかわからないけど、老いて今まで以上に互いが労りあっていくであろうこれからの時間を再認識したりしていました。
江戸時代と違って人生100年時代。このあとすべてが元気であるわけもなく、出来なくなることも増えてくる年頃ですからね。
1人でも元気に過ごすお年寄りも増えて、愛子さんの言いたい放題で、しんみりした先の小説の口直ししました。草笛光子さんの映画も観に行かなくちゃ。
しばらく東京で療養です。療養なんだから涼しい山のほうが良いんだけどね。
術後の合併症や感染症の注意観察期間もあって東京を離れられずです。
退院してくるまで、しばらく孫のお預かりもあるからね。
しんみりしている場合じゃないですねぇ、ばあば頑張るわぁ〜。
しばらくブログは更新ままなりませんけど、あしからず。
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