昨年の暮れに、ホスピスに移った義母は「93歳の生涯、余は満足じゃ!」とベッドに座り笑顔でピースサインつくって呟きその3日後に逝きました。
この日までおしものお世話もさせずしっかりしていました。
いつも朗らかで身体を動かすのが大好きで、最期まで背筋はピンっとして。
不出来な嫁にもいつも楽しく接してくれて、前向きに生きることの素晴らしさを教えてくれました。
年末年始をはさみ怒涛のような日々、ようやくひと月経って日常が戻ってきました。
まだまだ色々ありますが、あとは事務的な手続きなので夫が粛々と進めています。
山の家のお隣の奥さまが、立て込みの時は、ゆっくり煮物もできないでしょ?
お大根を煮たからね、熱くして召し上がれ。翌日にはスープで温まってねと、あれこれ差し入れしてくださって。身体もだけど、心もすっかりくたびれている時に、家庭の優しい味がどれだけ嬉しく有難く骨身に染みたことか?
こういう時はどうしても外食が続き、慌ただしい日はデパ地下のお惣菜や、お弁当で済ましていたので、濃い味付けに喉も乾くし舌の味覚も麻痺した感じになっていたんです。
家庭の優しい味は、何にも代え難いものですね。
人から受けたこういう優しい親切は心に刻んで、いつか自分もそういうお手伝いができるようにしたいものです。

さてひと息ついたので、だんだんに日常に戻していきましょう。
行き届かなかった掃除を丁寧にして、常備菜つくりから。
大正金時豆を甘く煮て、旬の新玉ねぎドレッシング。
八百屋さんにしばらく行けなかったけど、菜の花や新玉ねぎをみつけて春が近いと知る季節。
同量の醤油と酒、アニス(八角)で漬け込んだ豚バラの塊でいつもの焼き豚を焼いて。

豚バラ肉を一晩漬けた汁は一煮立ちさせて。
焼いた熱々の豚をさらに漬け込みます。

早速、お昼ご飯に少し食べて、あとは薄切りにして小分けにして冷凍しておきます。
麺類のトッピング用や、忙しい日にはこれを刻んで、茹で野菜と和えものにします。
まだしばらく、若さまのお預かりが続くので、酵母を起こしてパンを焼く余裕がないのね。
でも今は無理せずに、少しづつ日常を取り戻しています。
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