中央高速道での車移動2時間の運転が、だんだん億劫になってきた夫。
最近は駅の駐車場に車を停めて、特急あずさや、各駅停車中央線で移動しています。
そろそろ東京と往復していた車は処分して、山での四駆のジープと軽トラックだけにして、田舎限定の運転にしようと話しているところです。
電車移動のおかげでまとまった時間ではたっぷり読書ができます。
時代小説中心の読書がここ数年でしたが、わたしの読書傾向からAIが薦めてくれる本を読むことが増えています。雑誌や新聞の書評で知る本よりもハズレが少ないのね。
読書メーターもよく参考にしているアプリです。書店が減ったこともあるけど、書店で手に取らずにWEB情報中心に本を選ぶようになってきて、これはこれで楽しい事です。
河崎さんの直木賞受賞作の「ともぐい」とはちょっと違った傾向で、エンタメ風。
初出は農業新聞に連載されていた新聞連載小説です。
主人公の森田繁子は、農業コンサルタント。北海道の牧場出身の作家だけあって、農家のことをよくご存知。この主人公の繁子さんが素晴らしいやり手のおばさんで、どんどん難問を解決していくのね。それも主人公はド派手なファッションで農家とはかけ離れているんだけど、最後は誰もが腹八分以上に納得合意して、円満解決の経営の提案をしていくお話。
読み終わったら、続編が絶対読みたい!ロケの予算があるなら絶対ドラマになってほしいを切望した小説でした。
作者の経験が豊富じゃないと書けない小説でしょうね。
お金はあったほうがいいでしょうけど、足るを知る使いかたってなかなか難しいよね。
色々な年代のお話が盛り込まれていてね。家族関係もお金で揉めるにはいちばん愚かでつまらない事だしね。読んでいて痛快でした。

これはお金がある篤志家がつくった夜だけ開いている変わった図書館のお話。亡くなった作家の蔵書を集めている図書館。
しろばんばのカレーや、「ままや」の人参ご飯、赤毛のアンのパンとバタときゅうり、田辺聖子の鰯の炊いたんとおからの炊いたん、森瑤子の缶詰料理という章立て。
図書館の賄いごはんがこのメニューで、知ってる知ってる小説のその料理!と食べたくなるんだけど、図書館のお話とはあまり関連がなくてちょっと取ってつけたタイトルです。
お料理が出てくる小説が好きなので、うふふ、わたしも作ってみたいわっと。
昔、森瑤子のサーディン丼を真似て作って胸焼けに苦しんだ友人が、あれはひどい料理だったと言っていたけど、今読み直したら上手に再現できそうです。先日読んだ向田邦子さんの「ままや」のお料理もね。こんな図書館が近くにあったら老後は楽しいだろうなぁ。
最後は書評からの児童書。図書館で借りてきました。
一年生になった若さまにピッタリすぎるいい本で、読了後早速ポチりました。初版は1996年。
我が子の子育て中には出会わなかった児童書です。
うさぎのお婆さんのハンドバッグを拾って交番に届けた熊の坊や。うさぎのおばあさんからお礼のお手紙が来て、可愛い文通がはじまります。クマの坊やには生まれたばかりの妹もいて。
ほのぼのと2人の文通の交流がとっても良いの。郵便屋さんのあとがきもあってね。
一年生のたどたどしい筆跡の挿絵も可愛いし、うさぎのおばあさんの美しい日本語もジーンときます。
あずさの車窓から一面の桃のピンク絨毯の甲府盆地。韮崎あたりまで桜が満開。
いい季節になってきたよ。戻ったら、ちらほら我が家の庭も蕾が膨らんできました。
電車の中で楽しい読書タイムを楽しんでいます。