お庭めぐり 秋の森の山野草ガーデン

　仲良しの庭友さんにお誘いいただいて、かねてから憧れ続けていた「柊ガーデン」さんへ伺いました。長らくの願いが叶ったよ。個人のお宅ですがガーデンに名前があるほど有名なの。

八ヶ岳南麓標高1,050メートル。

森に囲まれて、湧き水の余水のせせらぎがあって、この地の植生にあったたくさんの山野草のある庭です。

色づきはじめた大きなもみじや、敷地内に元からあったという白樺の株元に植えられた花々。

すっかり秋の佇まいでしたが、四季の移ろいもさぞ美しいだろうと想像するだけでドキドキします。

ほったらかしガーデンなんておっしゃっていたけど、自生種中心の山野草のガーデンは、どう手入れをしたらこうなるんだろうと。

全景のガーデンデザインはもう素晴らしすぎて言葉が出ないよ。

おうちに帰ってからも色々なシーンが頭の中でぐるぐるでした。

拙い私のカメラには、まったく良さが出ていなくて残念。お許しいただいてちょっとだけアップ。

　流行りの植物ではなく、この地にあった植生を無理なく重ねてきた16年目のお庭。

来年傘寿とは思えない身のこなしですお庭をご案内下さいました。

庭仕事の愉しさについてお話を伺い、人生や教養、経験の豊かさを深く感じるお庭でした。

育苗のコーナーのヒント、腐葉土マス、ガーデンに踏み込み石の配置…。

いろいろな工夫も勉強になりました。

なにより心意気良い庭で五感を全開にして。

森の庭の風と音と香りを感じてとっても素敵な時間でした。

ありがとうございました。

ガーデン作りから心の豊かさの叡智を深める。

庭仕事の真髄、植物と叡智の守り人。

今年の秋のわたしの課題図書はこの2冊。どちらも翻訳もの。

久しぶりにハードカバーの分厚い本を買ったよ。秋の夜長にじっくり読もうと思っています。